ReluxとHANATOUR JAPANの新たな提携
2023年、宿泊予約サービス「Relux」を運営する株式会社Loco Partnersは、株式会社HANATOUR JAPANとの提携を発表し、訪日外国人観光客を対象としたグローバル販売を開始しました。この連携により、韓国を中心としたアジア市場への強化されたアプローチが期待されています。
増え続ける訪日外国人の流れ
日本政府観光局(JNTO)によると、訪日外国人旅行者が年々増加しているとのことです。特に韓国からの旅行者数は、2025年には過去最多となる867,200人が見込まれています。航空座席数の増加や新規路線の開設等により、日本旅行への需要が高まっている背景があります。
HANATOUR JAPANとの提携の意義
今回の提携は、Reluxがこれまでに取り組んできた海外OTAとの連携に続くもので、特に韓国市場に特化した販売ネットワークの強化が重要です。HANATOUR JAPANは、韓国最大手の旅行会社グループ「HANATOUR」の日本法人として、BtoB向けホールセラーとしての実績を持っており、数多くの旅行会社やOTAとの再販ネットワークを有しています。
この連携により、Reluxが掲載する宿泊施設は、これまで届きにくかった旅行者層へのリーチが可能になると期待されています。また、家族旅行や団体旅行など、多様な客層への訴求も増えることでしょう。
宿泊施設への影響
この提携が進むことで、Reluxの多様な宿泊施設は海外の旅行者に選ばれる機会が増え、客室稼働率の向上につながると考えられています。宿泊業界全体の活性化を目指し、Loco Partnersは今後も海外パートナーとの協業を積極的に進めていく方針です。
HANATOUR JAPANの概要
HANATOUR JAPANは1990年に設立され、訪日外国人向けの旅行サービスを主軸に事業を展開しています。バス事業「友愛観光バス」や、ホテル事業「アレグロクスTMホテルマネジメント」を傘下に持ち、旅行に関する幅広いサービスを提供しています。また、BtoB向けの旅行商材販売サイト「Gorilla」を通じて、さらなる販売チャネルの構築を進めています。
Reluxの特徴
Reluxは、特別な旅行体験を提供する宿泊予約サービスとして、厳選された宿泊施設を掲載しています。KDDIグループの一員として、さまざまなサービスとも連携し、パーソナライズされた体験価値の提供に注力しています。
まとめ
このたびのReluxとHANATOUR JAPANの提携は、各企業の強みを活かした新たなビジネスチャンスを生むだけでなく、訪日外国人観光市場の拡大にも寄与することが期待されています。今回の取り組みを通じて、多様な宿泊体験が提供され、誰もが楽しめる日本旅行が実現することでしょう。