特別展「文明の十字路バーミヤン大仏の太陽神と弥勒信仰」へようこそ
東京都中央区に位置する三井記念美術館では、2024年9月14日から11月12日までの期間限定で、特別展「文明の十字路バーミヤン大仏の太陽神と弥勒信仰」が開催されます。この展覧会は、アフガニスタンのバーミヤン遺跡に焦点を当て、地域の歴史的文化と仏教信仰の接点を探求します。
バーミヤン遺跡の重要性
バーミヤン遺跡は、ヒンドゥークシュ山脈に広がる、古くから文化が交わる地点です。この場所には、かつて東西二体の巨大な大仏が存在しました。どちらの大仏も、壁面には「太陽神」と「弥勒」の姿が描かれており、当時の宗教的信仰を理解するための貴重な資料です。本展覧会では、両大仏の原点である壁画や仏像を通じて、これらの信仰がどのように興隆していったのかを追体験することができます。
東西大仏とその周囲の壁画
特に注目すべきは、東大仏の頭上にはゾロアスター教の太陽神、ミスラが描かれており、西大仏は弥勒が住む兜率天の様子が表現されています。これらの壁画は破壊されましたが、事前の調査によってスケッチと写真から「描き起こし図」が製作され、本展では東京初公開の貴重な作品として展示されます。
玄奘三蔵の足跡
特別展では、唐の僧侶・玄奘がバーミヤンを訪れた記録も紹介されます。彼はその旅行記『大唐西域記』の中で、二体の大仏とその信仰についても詳しく述べています。彼の足跡をたどることで、バーミヤンの信仰や歴史の一端に触れることができます。
太陽神信仰の広がり
バーミヤンの展覧会では、太陽神ミスラに関する信仰も取り上げられます。古代インドに影響を受けたミスラや、後にスーリヤとして信仰される太陽神の姿を通じ、信仰の流れを一望することができます。
日本の弥勒信仰
バーミヤン遺跡の文化が日本にどのように伝わったのかも、一つの焦点です。6世紀に仏教が伝来して以来、日本でも弥勒に対する信仰が大きく広がりを見せました。特に奈良時代には様々な寺院が弥勒信仰を盛んに行い、平安時代にも続きました。展覧会では、日本における弥勒信仰の系譜と、その文化的意義を探ります。
詳細情報
特別展「文明の十字路バーミヤン大仏の太陽神と弥勒信仰」は、三井記念美術館にて、2024年9月14日から11月12日まで開催されます。入場料金は一般1500円、大学生は1000円、中学生以下は無料です。特に70歳以上の方には割引価格で提供されます。音声ガイドもあり、声優の保志総一朗氏がナビゲーターとして展覧会をサポートします。
この貴重な機会に、バーミヤン遺跡の魅力とともに、仏教信仰の深い歴史に触れてみてはいかがでしょうか。美術館のパンフレットや公式ホームページでは、詳細案内が掲載される予定です。
ぜひご来場をお待ちしております。