ENEX2025でのヤンマーの挑戦
2025-01-24 12:47:24

ヤンマー、廃熱ソリューションを「ENEX2025」で披露しカーボンニュートラルに寄与

ヤンマーが「ENEX2025」で示す廃熱からの新たなエネルギーソリューション



2025年1月29日から31日まで、東京ビッグサイトで開催される「ENEX2025 第49回地球環境とエネルギーの調和展」に、ヤンマーホールディングス株式会社と、その子会社のヤンマーエネルギーシステム株式会社が出展します。このイベントでは、持続可能な社会の実現を目指した取り組みの一環として、廃熱からCO2フリーの電力を生み出すエネルギーソリューションが紹介される予定です。

ヤンマーグループは、「YANMAR GREEN CHALLENGE 2050」というプログラムを推進しており、グリーンハウスガス(GHG)削減に向けた企業活動に注力しています。「ENEX2025」では、特に廃熱発電システムや熱電発電システムが展示され、これによりカーボンニュートラルに貢献する具体的な方法を提案します。

除熱発電システムの実機展示



ヤンマーブースでは、主に二つの発電システムが展示されます。一つは廃熱から電力を生成する「廃熱発電システム」で、これは80℃〜95℃程度の比較的低温の排温水から発電します。このシステムは、特に温泉や工場など、小規模な熱源からの電力利用に最適化されています。これにより、企業は余剰の熱エネルギーを有効活用することが可能です。

もう一つは350℃以上の高温ガスから熱エネルギーを回収し発電する「熱電発電システム」です。このシステムは、特に工場から排出される高温ガスを利用し、より大規模な電力生成を実現します。自社開発のサーモサイフォン式熱交換器を用いることで、効率的にエネルギーを回収し、高出力化を達成しました。これにより、企業は多様な熱源からの発電が可能になります。

廃熱を有効活用する革新技術



さらに、ヤンマーエネルギーシステムはパナソニック株式会社との協業により、廃熱を冷媒として活用する「マイクロコージェネレーションシステム」の提案も行います。このシステムにより、発電時に発生する廃熱を別の用途、たとえば空調機器の動力源として使用することができ、企業活動の効率性を大幅に向上させることが可能です。

このように、ヤンマーは廃熱から有効に電力を生成する技術に注力し、持続可能な未来を見据えた新たなソリューションを提供しています。

「YANMAR GREEN CHALLENGE 2050」



ヤンマーの「YANMAR GREEN CHALLENGE 2050」は、持続可能な社会の構築に向けた3つの課題に挑戦するプログラムです。まず、GHG排出量ゼロを実現する企業活動を確立すること。次に、循環型資源を基にした環境負荷フリーのビジネスモデルを構築すること。最後に、顧客のGHG排出をネガティブとし、資源循環を促進する活動です。これを通じて、ヤンマーはブランドステートメントの“A SUSTAINABLE FUTURE”を実現することを目指しています。

まとめ



「ENEX2025」でのヤンマーの展示は、カーボンニュートラルに向けた重要な一歩となります。持続可能な社会の実現を目指す新しいエネルギーソリューションの在り方を、多くの企業や個人に示す機会となるでしょう。ヤンマーの取り組みは、ただの企業活動を超え、未来のための重要な模範となることが期待されています。


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会社情報

会社名
ヤンマーホールディングス株式会社
住所
大阪府大阪市北区茶屋町1-32YANMAR FLYING-Y BUILDING
電話番号

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