無線モジュール「NZ211M」
2014-02-24 13:00:05

新発売の小型デジタル無線モジュール「NZ211M」がもたらすデータ伝送革新

小型デジタル無線モジュール「NZ211M」の革新性



「NZ211M」は、ARIB STD-T98に準拠したデジタル簡易無線モジュールで、主にデータ伝送に特化した設計がされています。特に、M2M(Machine to Machine)用途において、その利便性が注目されています。データ伝送が業務用途でも求められる現在、特に通信費の問題に悩む企業にとって、このモジュールがいかに効果的かを探っていきます。

データ伝送の新たな選択肢



従来の簡易無線は2008年にデジタル化が行われ、音声通話だけでなくデータ伝送にも活用が期待されています。新たに開発される「NZ211M」は、通信コストに関する課題を解消するために、デジタル簡易無線を利用した手ごろな通信手段を提供します。これにより、従来の3G回線と比べ、経済的なメリットが大きいのです。

特に「NZ211M」は、特定小電力無線では難しい長距離のデータ伝送にも対応しており、圏外からのデータを中継する機能も備えています。このように、コスト効率を考慮したデータ通信を実現する新たな手段として、期待が寄せられています。

主な特徴と仕様



「NZ211M」は、以下の特長を備えた小型モジュールです。
  • - 機器内蔵型で、組み込み用の形状
  • - データ伝送用無線モデム機能を搭載し、TTLシリアルの外部インターフェースを採用
  • - 外部制御装置から各種設定や制御が可能
  • - 複数のチャネルを設定し、空きチャネルへの自動移行も行えます

主な仕様として、使用周波数は467.00MHzから467.40MHzで、信号伝送速度は最大4800bpsです。動作温度範囲は-10℃から+60℃で、寸法は86.6×46.2×12.1mm、重さは36g、消費電流は送信時が700mA以下、待機時が65mAとなっています。

用途の広がり



このモジュールの用途は多岐にわたります。例えば、侵入や盗難センサーからの信号や画像を遠隔地に伝送したり、農場や牧場における生育状況や出産管理のデータを送ることができます。また、プロパンガスのメーターや自販機の在庫データ、気象センサーからのデータ収集、ダムや河川の監視データまで、様々な情報を遠隔で取得することが可能です。

ニューゾーンの取り組み



「NZ211M」は、株式会社ニューゾーンによって開発されました。ニューゾーンは、安心・安全・便利をキーワードにLSI技術を活用し、無線通信環境における効率的なデータ transmit を実現する製品開発に力を入れています。グラフィックスLSIの専門企業である株式会社アクセルの100%子会社として、革新的な技術を追求し続けている彼らの今後の動向にも目が離せません。

このように、「NZ211M」はデジタル無線通信の新たな可能性を示唆する製品として、今後の発展が非常に楽しみです。

会社情報

会社名
株式会社アクセル
住所
東京都千代田区外神田4-14-1秋葉原UDX 南ウイング10階
電話番号
03-5298-1670

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。