佐賀大学とサイバー大学
2018-04-02 14:10:04
佐賀大学がサイバー大学のeラーニングを導入し新たな教育の扉を開く
佐賀大学とサイバー大学の新たな取り組み
佐賀大学が日本で初めて国立大学としてサイバー大学と連携し、eラーニング科目を導入することが決まりました。この提携により、同大学の学生は2018年度秋学期からサイバー大学が提供する60以上のeラーニング科目を履修でき、取得した単位は卒業要件に含まれることになります。サイバー大学の授業は「いつでも」「どこでも」受講可能であり、これによって佐賀大学の学習環境が大きく変わることが期待されます。
eラーニング科目の導入背景
佐賀大学は、ICT活用教育を通じて地域の支援に力を入れてきました。2016年からは「佐賀大学クリエイティブ・ラーニングセンター」を設立し、地域との連携を深めながらeラーニングコンテンツの充実に取り組んでいます。また、2019年度には理工学部や農学部の改組に伴い、情報セキュリティ教育やデータサイエンス教育の導入を進め、高度な情報化社会に対応できる人材育成に注力しています。
今回のサイバー大学との協定により、専門分野に加えリベラルアーツ分野のカリキュラムが大幅に拡充される見込みです。これにより、学生はより多様な学びの機会を得ることができ、幅広い知識を持つ人材の育成が期待されます。
受講環境の整備
佐賀大学の学生がサイバー大学の講座を受講する際には、同大学の生徒と同じく「Cloud Campus」を利用します。このプラットフォームを通じて、PCやスマートフォン、タブレットから授業を受けることができ、期末試験もすべてオンラインで行えるため、時間や場所に縛られない柔軟な学習を実現しています。また、各科目には質疑応答のための掲示板が設けられ、学生同士のコミュニケーションも促進されています。
学生にとってのメリット
今回の取り組みで佐賀大学の学生は、更なる教育の選択肢が広がります。サイバー大学が提供する科目は多様であり、経済やITの専門知識を学ぶだけでなく、教養科目も含まれるため、より視野を広げた学びが可能です。これにより、学生たちは単に専門的な知識を身につけるだけでなく、複眼的な思考を育むことができ、将来的なキャリアにおいても多くの選択肢を持つことができるようになります。
佐賀大学の取り組み
佐賀大学は1949年に設立され、現在では6学部、5研究科からなる多様な教育研究体制を整えており、地域に根ざした大学としての役割を果たしています。特に、近年では教育関係共同利用拠点に指定されたクリエイティブ・ラーニングセンターを通じて、第4次産業革命に対応する人材育成を強化しようとしています。
大学は、地域のニーズに応じた教育を提供することを目指し、陶磁器の産地である有田キャンパスを開設するなど、コミュニティとのつながりを重視しています。
サイバー大学の特徴
一方、サイバー大学は2007年に設立され、すべての授業がインターネットを介して行われる日本初の4年制大学として、多くの社会人学習者にも対応しています。特にプログラムはクラウドベースで提供され、各種デバイスで容易にアクセス可能なため、学びたい学生には非常に魅力的な環境といえるでしょう。
この連携により、佐賀大学とサイバー大学は共に新しい学びの形を映し出し、地域の教育に革新をもたらすことが期待されています。この取り組みが実現することで、多くの学生が新しい知識とスキルを身につけ、未来の社会に貢献できる人材へと成長していくことでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社サイバー大学
- 住所
- 福岡県福岡市東区香椎照葉3-2-1シーマークビル3階
- 電話番号
-
03-6895-0443