名古屋商科大学ビジネススクール訪問
2025年11月11日、名古屋商科大学の留学生たちは、丸の内駅近くにある名古屋商科大学大学院(NUCBビジネススクール)を訪れました。この訪問は、将来的に進学を考えている学部生たちに大学院での学びの実際を知ってもらうことを目的としたものでした。
高い教育基準を誇るトリプルクラウン認証
名古屋商科大学大学院は、世界でも珍しい「トリプルクラウン認証」を取得している教育機関です。この認証は、AACSB、AMBA、EQUISの3つから成り立ち、わずか1%未満のビジネススクールのみが達成する高い基準を表しています。これは、教育の質や研究の水準、国際的な信頼性において非常に高い評価を受けていることを示しています。
説明会から始まる一日
訪問の初めに、参加した留学生たちはビジネススクールの歴史や教育方針についての説明を受けました。どのようにして今のプログラムが形成されてきたのか、また、国際認証取得までの道のりについて詳しく解説されました。特に、これらの認証基準がどのように教育スタイルやキャンパス環境を形作っているかについての議論は非常に興味深かったです。
キャンパス内を探訪
その後、留学生たちはキャンパス内を見学しました。特に印象に残ったのは、ディスカッション型の学習に対応した教室やオープンスタディエリア、コラボレーションスペースでした。これらの施設が、大学院生たちの学びや交流にどのように活用されているかを間近で観察できました。また、実際の授業も見学でき、学生同士の議論の進め方や教員のファシリテーション技術を見ることができました。これにより、大学院の授業のダイナミクスや学ぶ姿勢の重要性をリアルに実感しました。
グローバルBBAの特徴
名古屋商科大学は、私立大学として初めて、経済学部、経営学部、商学部の3学部が連携した「経営管理課程」を設置しました。その中でも、「Global BBA」という英語による学士課程が特に注目されます。このプログラムでは、世界中から集まった国際学生とともに学ぶ環境が整えられており、実際のビジネスシーンを模した授業を通じて、国際的なリーダーの素質を養うことが目指されています。
名古屋商科大学の実績
名古屋商科大学は1953年の創立以来、世界標準の経営教育を提供してきました。現在では5学部10学科2研究科を持ち、63カ国に及ぶ189校との提携を通じた交換留学や国際ボランティア活動を積極的に行っています。また、ビジネススクールは、QSランキングで5年連続国内第1位を獲得し、Times Higher Education rankingの日本版でも国際性の分野で東海北陸地区第1位、国内第15位に選ばれています。
このように、名古屋商科大学ビジネススクールの訪問は、留学生たちにとって貴重な経験となり、今後の学びや進学の選択肢を広げる良い機会となったことでしょう。