木造建築の火災実験
2023-03-08 14:39:12

火災実証実験の見学受付中!木材を燃えにくくする新技術の紹介

木材を燃えにくく!不燃化技術実証実験



3月19日、福井県坂井市にて、木材・建築物の火災実証実験が行われます。これは、環境改善を目指し、耐火性や不燃性を持つ木材や断熱材を使用した建築物の安全性を検証するためのものです。この実験を主催する不燃化技術研究組合では、特許技術である「セルフネン処理技術」を駆使し、木材の火災に対する抵抗力を向上させる方法を検討しています。

実験施設の構造



「不燃処理棟」と呼ばれる実験棟では、国産スギのLVL(接ぎ合わせ材)に薬剤を浸透させた耐火木材を使い、発泡ウレタン断熱材の表面に新たに開発された不燃処理液を塗布しています。一方、「不燃処理無し実験棟」では、同じ材料を使いながら特別な処理を施さない一般的な木造建築が採用されています。これにより、木造建築における火災時の挙動を比較することができるのです。

環境への配慮と火災対策



火災は、煙や有害ガスによって命を奪い、資産を失わせます。この実験では、煙と有害ガスを抑えることで、命と財産を守ることに重点を置いています。新たに誕生する安全な生活空間は、地域社会だけでなく、我々の暮らしそのものに大きな影響を与えることでしょう。

教育的な意義と社会貢献



この取り組みは、単なる実験にとどまらず、社会問題の解決に向けた重要な一歩です。実験結果を分析することで、国際的な基準に則った安全な建築物の設計が可能になるとともに、新しい技術や材料の開発にも寄与します。

実験概要


  • - 名称: 木造火災・比較実験
  • - 日時: 2023年3月19日(日)小雨決行、荒天の場合は中止
  • - 開催場所: 福井県坂井市「テクノポート福井」
  • - アクセス: JR福井駅から約50分、三国駅から車で約15分

この実験に興味がある方は、事前申し込みが必要です。詳細情報や申し込みフォームは、こちらからご確認ください。新しい不燃化技術がどのように火災防止に役立つのか、その成果をぜひ見届けてください。

研究組合の概要


不燃化技術研究組合は、東京都江東区に所在し、様々な不燃化技術の研究開発を行っています。代表理事の浅野成昭氏のもと、将来の安全な建築を見据えた新たな技術の探求を続けています。

会社情報

会社名
不燃化技術研究組合
住所
東京都江東区東陽5-28-6 TSビル5階
電話番号
03-6666-3269

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