誉田哲也『首木の民』
2024-07-04 12:10:10

誉田哲也最新作!国家の「嘘」に迫る経済ミステリー『首木の民』が発売即重版!

誉田哲也の最新作『首木の民』が発売即重版!経済ミステリーが社会に衝撃を与える!



数々のベストセラーを生み出してきた作家、誉田哲也氏の最新作『首木の民』(双葉社)が、発売からわずか1週間で重版となりました。今作は、経済政策と国家の「嘘」に焦点を当てた社会派ミステリー。誉田氏は、自身の「怒り」を原動力に、経済という巨大な敵に挑みます。

物語は、大学の客員教授・久和が窃盗と公務執行妨害の容疑で逮捕されることから始まります。しかし、久和は内閣府の経済財政諮問会議にも参加したことがある人物。警察の取り調べに対し、彼は「公務員を信用していない」と突っぱね、事件の真相は闇に包まれます。

一方、財布の持ち主を探していた警察官・中田は、フリーライターの菊池にたどり着きます。菊池は、ある交通事故の真相を追っていたのですが、その事故には財務省に関係する人物が絡んでいたのです。

事件を追ううちに、警察官、フリーライター、そして逮捕された教授それぞれが、経済政策の裏側にある国家の「嘘」に気づき始めます。権力と金銭、そして個人の運命が複雑に絡み合い、読者をスリリングな展開へと誘っていくのです。

誉田哲也氏からのコメント



「私が小説を書く原動力は『怒り』です。今回も、巨大な敵にガンガン喧嘩を売っています。
負けるときは私一人ですが、勝つときは皆さんと一緒です。
だから応援してください。本当の敵を、あなたの目で確かめてください。」

書店員さんからも絶賛の声が続々!



本書は、警察小説の枠を超え、社会への鋭い問題提起を展開する作品として、書店員からも高い評価を得ています。

「警察小説として読んでいたはずが、物語を使っての社会への問題提起へ巧みに誘導され、全く知識がなかった経済の分野を少しでも知りたいと思えた。生活に思考を侵食させる読み応えのある小説でした。」(未来屋書店八事店 長岡恵さん)
「事件の取り調べが、まさか講義になるとは。調査の進捗と講義の続き、どちらも妙にわくわくしました。国のため、国民のため、と必死に働いてきた人の人生後半の変容。お金の首木、権力の首木、かけられて苦しんでいるのはどっちなんだろう、と考えさせられる結末でした。」(谷島屋マークイズ静岡店 八木理充さん)
* 「“税金高くない?”と思っているすべての納税者にぜひ読んでほしいです。重厚なテーマが盛り込まれていながら、テンポは軽快で、志村署のメンバーが生き生きとしていて、とても魅力的でした。」(くまざわ書店西新井店 塩里依子さん)

経済ミステリーに挑む、誉田哲也氏の真骨頂



「首木」とは、家畜の首にあてる横木のことで、転じて「自由を束縛するもの」を意味します。本書では、経済政策が人々の自由を束縛し、社会に歪みを生み出している様を描いています。

誉田氏は、経済の専門知識がない読者でも理解できるよう、分かりやすく、そして緊迫感溢れる物語で、現代社会における経済問題の根深さを描き出しています。一見複雑に見える経済システムの裏側にある真実、そして私たちの生活に隠された「嘘」に迫る、衝撃的な一冊です。

ぜひ、本書を手にとって、国家の「嘘」を、そして自分自身の自由について、考えてみてください。


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