FPTジャパンとSCSKサービスウェアが提携
2023年、FPTソフトウェアジャパン(FPTジャパン)とSCSKサービスウェア株式会社が、「akaBot社内開発サポートサービス」を提供するための提携契約を正式に締結しました。
この新しいサービスには、FPTが提供するロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)ソリューション「akaBot」が活用されます。企業がRPAを導入する際、技術の進展や人材不足といった様々な課題に直面していますが、この提携により、これらの問題を乗り越えるための包括的なトレーニングプログラムが提供されます。
提携の背景
現在、企業は急速に変わるビジネス環境に適応するため、RPAの導入を進めています。しかし、RPAの開発と運用には専門的な知識とスキルが必要です。そのため、RPAを導入したいが人材が不足している、あるいは新技術を適切に活用できないという問題が生じています。
このような状況を受けて、SCSKサービスウェアはさまざまなトレーニングプログラムを提供することで企業のニーズに応えます。akaBotプラットフォーム上での自動化プロセスの実装を支援することによって、企業のバックオフィス業務の効率を高めることが期待されています。
akaBot社内開発サポートサービスの内容
「akaBot社内開発サポートサービス」では、RPAに関連する教育プログラムが複数提供されます。まず、RPAビジネス評価支援のためのビジネス選定コースがあります。これは、リーダーがRPAに適した業務を選定する手助けをするものです。
その後、実装チームに対してakaBotの各機能についての訓練が行われ、技術の習得が図られます。具体的には、akaBot Hub、Studio、Center、Insightsなどの機能を活用するための知識が提供されます。また、RPAの開発と運用からリリース後のメンテナンスまで、幅広いサポートも行われます。
経済的な効果と効率の向上
両社の提携によって、RPAの導入が進むことでコスト削減が見込まれます。また、企業内でのRPA開発の能力が向上することで、より迅速な開発が実現します。トレーニングプログラムは、実行チームの負担を軽減し、より重要な課題に集中できる時間を確保する助けともなります。
さらに、社内でRPAの技術や知識が蓄積されることで、人材育成の幅も広がります。FPTジャパンとSCSKサービスウェアは、この提携が企業の業務効率を向上させるだけでなく、日本社会全体で持続的な改善と革新の文化を育むことを期待しています。
ステークホルダーからのコメント
提携を受けて、SCSKサービスウェアの代表取締役社長、渡辺篤史氏は、「FPTジャパンによる『akaBot社内開発サポートサービス』の提供開始を大変嬉しく思います。ビジネスプロセスを見直し、新たな価値を生み出す一助になることを信じております」と述べています。
また、FPTジャパンホールディングスの取締役、ファン・ティ・タィン・ホア氏は、両社の統合的なアプローチによって企業が自動化ソリューションをより効果的に実装できるようになることを期待しています。
まとめ
FPTジャパンとSCSKサービスウェアの提携は、RPA導入の課題に取り組む新たな一歩といえるでしょう。自動化が進むことで、企業の業務効率が向上し、日本社会全体の進化につながることが期待されています。