今 敏監督の傑作『パーフェクトブルー』、サウンドトラックが再リリース
1998年に公開されたアニメ映画『パーフェクトブルー』は、今 敏監督の初監督作品であり、サイコサスペンスの金字塔とも言える作品です。この作品は、竹内義和の小説を原作としており、アニメーション制作をマッドハウスが手がけています。物語は、アイドルから女優に転身した主人公が、自己と他者とのイメージの乖離に苦しむ様子を描き出しています。
サウンドトラックの発売
このたび、ディスクユニオンとDIWによる映画サウンドトラックレーベルCINEMA-KANから、オリジナル・サウンドトラックのリリースが決定しました。発売日として2025年8月20日が予定されています。音源はCDと限定盤アナログレコードの2形態で登場し、リマスター版として甲高い音質で届けられます。
アーティストには、幾見雅博、M-VOICE、MISA、古川恵実子などが参加しており、サウンドトラックの内容には10曲が収録されていることが発表されています。特に印象的なのは、明るく爽やかなアイドルポップが展開される一方で、不穏な雰囲気の音楽も共存しているところです。これにより、観客は虚構と現実が混ざり合う本作品の世界を音楽で体感できるでしょう。
収録曲リスト
収録される曲は以下の通りです。
1. 愛の天使(作詞:今井希子、歌:MISA、清水美恵、古川恵実子)
2. 一人でも平気(作詞:六ツ見純代、歌:清水美恵、古川恵実子)
3. 未麻のテーマ(作曲・編曲:吉田裕二)
4. 悪夢(作曲・編曲:吉田裕二)
5. バーチャ未麻(作曲・編曲:幾見雅博)
6. 内田のテーマ(作曲・編曲:幾見雅博)
7. 思い出に抱かれて今は(作詞:THIS TIME、歌:MISA)
8. 悪夢(KAMINARIバージョン)
9. バーチャ未麻(VOICEバージョン)
10. SEASON(歌:M-VOICE、作詞:小竹正人、作曲・編曲:PIPELINE PROJECT)
各曲は物語の重要なシーンに寄り添い、印象を強める役割を果たすでしょう。特に、幾見雅博の音楽は、作品の雰囲気を巧みに表現しており、ファンにとって待望のリリースになること間違いなしです。
価格と購入情報
サウンドトラックは、CDが税抜3,000円(税込3,300円)、LPが税抜7,000円(税込7,700円)で販売されます。品番は、CDがCINK164、LPがCINK165となります。サウンドトラックの購入は、ディスクユニオンの公式サイトや店舗でも可能です。
最後に
この機会に自身の音楽コレクションに『パーフェクトブルー』のサウンドトラックを加えてみてはいかがでしょうか。今 敏監督の独創的な世界観を音楽で楽しむことで、再びあの深い感動を体験できることでしょう。新たなリリースに期待が高まります。