オンラインシンポジウム「芸術を誰が支えるのか」
2024年11月10日(日)、京都芸術大学舞台芸術研究センターが主催するオンラインシンポジウム「芸術を誰が支えるのか―アメリカ文化政策の生態系」が開催されます。これは、橋本裕介氏編著の同タイトルの書籍をもとにしたイベントで、現代の文化政策や芸術支援について議論が行われる重要な機会となります。
シンポジウム詳細
シンポジウムは二部構成となっており、第一部では「芸術を誰が支えるのか―現状と課題」と題し、アメリカやイギリスの文化政策の事例を引き合いに、日本の文化政策の実情や課題について話し合います。参加者には、著者の橋本裕介氏をはじめ、STスポット横浜の理事長・小川智紀氏、九州大学の中村美亜教授、文化コモンズ研究所の吉本光宏氏、多摩美術大学の森山直人教授など、各分野で活躍する専門家が登壇します。
第二部では「文化政策の更新に向けて」をテーマに、文化芸術の価値を新たに見つめ直し、どのようにそれを「コモン」として位置づけるかを参加者全体で討論します。多様な文化芸術を進化させ、広めていくための方法を模索する貴重な機会となるでしょう。
シンポジウムを通じての期待
このシンポジウムでは、舞台芸術に関する現状の課題や、文化政策が抱える未来の展望に対して、参加者が理解を深める場となることを目指しています。文化政策に興味のある方や、舞台芸術の関係者にとって、貴重な情報を得ることのできるイベントです。
参加方法
このシンポジウムは一般の方々にも参加が可能で、参加料は無料ですが、事前申し込みが必要です。申し込みは、用意されたURLから行うことができ、Zoomウェビナーを活用して行われます。参加を希望する方は、下記リンクからお申し込みください。
お申し込みリンク:
こちら
なお、録音や撮影は禁止されているため、参加者はシンポジウムを通じて得られる情報を共有する際に留意する必要があります。
京都芸術劇場の役割
シンポジウムの会場である京都芸術劇場は、2001年に設立され、舞台芸術の創造と受容を重視した劇場施設です。春秋座とstudio21の二つの異なる空間を有し、伝統的な演劇から現代のパフォーマンスまでを網羅する文化発信の場として機能しています。これにより、京都の豊かな芸術文化が全国、そして世界に向けて発信されています。
まとめ
このオンラインシンポジウムは、アメリカ文化政策の生態系を掘り下げ、日本および世界の文化政策の未来について考える貴重な機会です。ぜひ、多くの方にこのイベントに参加していただき、舞台芸術や文化政策への理解を深めていただければと思います。