近畿大学附属幼稚園の年長児がワークショップで創造力を育む

近畿大学附属幼稚園の創造的学びの取り組み

近畿大学附属幼稚園では、令和7年（2025年）10月29日、年長の園児たち39人が近畿大学東大阪キャンパスを訪れ、実践的な学びの場であるACADEMIC THEATERを見学し、創造的なワークショップ「旗づくり」に挑戦しました。

未来の学び場としての実践

このワークショップは、子供たちの好奇心を刺激し、創造力を育てることを目的とした体験型の学習プログラムです。近畿大学の附属校という特性を最大限に活かし、大学の施設で行われるこの取り組みは、園児たちにとって貴重な経験です。

大学の雰囲気を体感

園児たちは、初めて大学のキャンパスに足を踏み入れ、近畿大学の建学の精神に触れます。特にACADEMIC THEATERでは、文理を超えた学びが実践されており、園児たちにとって新たな知識の宝庫です。見学中には、大学の研究や活動を知ることができ、彼らの未来に対する夢を広げる大事な機会となりました。

旗づくりワークショップの様子

園児たちは、その後「THE GARAGE」にて旗づくりワークショップを開始します。友達と協力して色や形を工夫しながら、世界に一つだけの手づくりの旗を完成させることに挑戦しました。色や模様にこだわりながら、みんなの思いを込めて作ることで、自己表現力や発想を具体的な形にする力を育むことができます。

教育プログラムの一環

この取り組みは、単なるものづくり体験だけでなく、園児たちの探究心や創造力を引き出すための教育プログラムの一環として位置付けられています。完成した旗は、幼稚園に展示され、保護者や他の園児たちと共有される予定です。これにより、子どもたちは自分自身の作品に誇りを持ち、さらなる自己成長へとつなげることが期待されます。

詳細な開催概要

- 日時: 令和7年（2025年）10月29日（水） 10:00～12:00
- 場所: 近畿大学東大阪キャンパス ACADEMIC THEATER、THE GARAGE
- 参加者: 年長園児39人
- アクセス: 近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分の距離にあります。

ACADEMIC THEATERの役割

この施設は、社会の諸問題解決に向けた学術の拠点として機能しており、独自の図書分類「近大INDEX」を用いて約7万冊の書籍を収蔵した図書スペース「BIBLIOTHEATER」、議論やプロジェクトを行うためのガラス張りの部屋「ACT」、24時間利用可能な自習室などを備えています。また、「THE GARAGE」はモノづくりの拠点として、学生や企業の協力を得ながら新たな価値を創出しています。

このように、近畿大学附属幼稚園の園児たちは、創造的な体験を通じて教育の幅広さと可能性を感じることができたのです。彼らの活動は、未来を担う人材としての成長の第一歩となることでしょう。