新コスモス電機が高精度なレーザー式アンモニア検知器の販売を開始

新コスモス電機がレーザー式アンモニア検知器を発売

新コスモス電機株式会社は、本日2025年12月23日より、東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社製のレーザー式アンモニア検知器「レーザー・アンモニア」の販売を開始しました。この新たな製品は、アンモニア（NH₃）を取り扱う産業現場における保安体制の強化に寄与することを目指しています。

背景

アンモニアは、肥料や化学原料、冷媒など幅広い用途に利用されている重要な物質ですが、その一方で劇物として危険性も高いです。特に、漏えい時には人体や環境に深刻な影響を及ぼす恐れがあり、安全対策は欠かせません。労働安全衛生法や高圧ガス保安法では、アンモニアは毒性ガスとして位置付けられ、厳重な管理が義務づけられています。

新コスモス電機は、これまでにポータブルタイプの「XPS-7II」を通じて、アンモニアの検知による安全対策を進めてきました。このたび発売される「レーザー・アンモニア」は、大規模プラントなどの広いエリアでのガス漏れを直ちに発見できる機能を兼ね備えています。

特徴

新しい「レーザー・アンモニア」には、以下の特長があります。

1. 遠隔・広域測定が可能

レーザー光の特性を利用し、最大30メートル離れた位置からでもアンモニアを測定できるため、巡回や広範な点検に最適です。

2. 小型・軽量設計

持ち運びやすい小型設計で、さまざまな現場での利用が可能です。デモ機を使った際にも、その携帯性の高さが特に評価されています。

3. 高い選択性を持つセンサー

選択性の高いセンサーを搭載しており、他の成分の影響をあまり受けずに安定した測定を実現します。これにより、排ガス中でも信頼性の高いデータを取得できます。

製品に関する情報

新コスモス電機は、1964年に世界初の家庭用ガス警報器を開発して以来、ガス事故の撲滅に努め続けてきました。年間数万台のガス警報器を販売しており、国内トップシェアを誇ります。すべての製品は高いガスセンサー技術を基盤にし、革新的な商品開発を行っています。

会社概要

新コスモス電機は、大阪市淀川区に本社を構え、家庭用および産業用ガス検知器、火災警報器などの分野で広く展開しています。顧客のニーズに応じた安全な環境作りに貢献し、社会的責任を果たしています。

会社名：新コスモス電機株式会社
所在地：大阪市淀川区三津屋中2-5-4
代表者：髙橋良典
設立：1960年
事業内容：ガス警報器、火災警報器の開発・製造・販売
URL：新コスモス電機公式サイト

この新しいレーザー式アンモニア検知器は、産業現場における安全性を一層引き上げる製品として期待されています。