デジタル試験の新基準、株式会社ネットラーニングホールディングスが提供開始

デジタル試験の変革をもたらす『NL CBT』

株式会社ネットラーニングホールディングス（以下、ネットラーニングHD）が、米国のAmp-up.io社と提携し、新たなデジタル試験（CBT）サービス『NL CBT』を発表しました。この CBS の特徴は、日本の教育現場に合わせた高度な機能を備えている点です。特に、教育における標準団体である1Edtech ConsortiumのQTI v3.0規格に準拠しており、多様な受験者に対して個別に最適化された試験を提供します。

クラウドベースの軽快な試験体験

『NL CBT』はクラウド上で動作し、高負荷にも耐えうる設計となっています。数十万人が同時に受験しても、スムーズに処理されるため、テスト開催時のトラブルを大幅に軽減することができます。また、紙による試験をデジタル化することにより、これまでのテストの印刷、配布、回収、採点の過程が自動化され、効率化が図られています。

アクセシビリティの向上

デジタル試験の大きなメリットは、通常の紙テストでは実現困難なアクセシビリティの強化です。特に、ネットラーニングHDは日本語の縦書き対応を実現し、世界初のブラウザでの縦書き入力機能を搭載しました。これにより、視覚的な障壁を減らし、さまざまなニーズに応えています。

教育の新たな可能性を開く

ネットラーニングHDが提供する『NL CBT』は、教育分野に革新をもたらす重要なステップです。文部科学省が提唱する「個別最適化された教育ICT環境」の実現に寄与するものであり、受験者一人ひとりの学びを支援します。また、この新しい試験システムは、大規模な教育機関だけでなく、個別の学習支援が求められる場面でも応用可能です。

ネットラーニングHDは今後も、最新の技術を用いて教育の質を向上させていくと同社の代表取締役、岸田徹氏は語っています。デジタル化が進む現代において、教育現場でのデジタル試験の導入がどのように普及し、変化をもたらすのか、今後の展開が期待されます。