テラドローン、サウジ進出
2025-07-24 16:22:15

テラドローン、サウジアラビアのドローン点検事業で新たな一歩を踏み出す

テラドローン、サウジアラビアでのドローン点検市場拡大へ



テラドローン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:徳重 徹)は、サウジアラビアにおいてプラント及びインフラ設備の点検を専門に手掛けるNational Inspection & Technical Testing Company(FAHSS)との間で、業務提携に関する覚書(MOU)を締結しました。この提携は、サウジアラビア国内の点検市場におけるドローン技術の普及を加速させることを狙っています。

MOU締結の背景


サウジアラビアは、石油やガスなどの主要産業が活発に行われている国です。プラントやインフラ設備の点検という観点から見ても、その需要は非常に高いものがあります。政府が掲げる「サウジビジョン2030」にもドローン技術の活用が含まれており、業界全体での社会実装が求められています。しかし、実際には有資格の操縦士や専門技術者の不足が障壁となっており、その導入はまだ進んでいません。

FAHSSは、中東湾岸地域における点検業界のリーダー企業であり、その長年の経験と専門知識を活かして、ドローン技術を取り入れた検査ソリューションの提供を目指します。このMOUは、両社にとって新たなビジネスチャンスの幕開けとなるでしょう。

提携の内容


提携の具体的な内容には、屋内プラント設備や高所インフラ設備の点検が含まれています。ドローンを活用した目視点検や熱画像点検などを行うことで、作業の効率化と安全性の向上を図ります。

テラドローン・アラビアは、既に国内での実績を有しており、FAHSSとの連携を通じてその技術をさらに進化させていく計画です。共同でのドローン点検サービスを、2025年12月までに開始することを目指しています。

期待される社会への貢献


テラドローン・アラビアは、FAHSSと共にドローン技術の普及に務めることで、業界基準の設定や新たな運用方法の確立に寄与することが期待されています。また、技術人材の育成にも力を入れ、「サウジビジョン2030」の実現に向けた活動を進めます。

FAHSSのCEOであるサレハ・H・アル・スウェイティ氏は、テラドローンとのMOUが「新たな業界標準」を生み出すと確信しており、様々な分野での社会実装に結び付けたいと述べています。

今後の展望


テラドローンはすでにサウジアラビアの大手企業アラムコとも提携し、ドローン技術の社会実装に向けた活動を展開しています。この他にも、国営人材開発機関ITQAN Instituteと人材育成プログラムに関する覚書を結んでおり、さらなる技術普及を図っていく所存です。

これらの取り組みを通じて、ドローン点検技術を中東地域全体に浸透させ、新たな技術のスタンダードとして確立させることを目指しています。今後の成長が見込まれるこの市場での活動に、是非注目してください。


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会社情報

会社名
Terra Drone株式会社
住所
東京都渋谷区渋谷2丁目12-19 東建インターナショナルビル
電話番号
03-6419-7193

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