逸翁美術館 2026年度展覧会スケジュール
大阪府に位置する逸翁美術館は、阪急文化財団が運営する美術館で、創業者小林一三の名を冠した施設です。1957年の開館以来、5000点以上の美術工芸品や22000点以上の歌舞伎関連資料を収集・展示し、年数回の企画展を開催しています。2026年度には、4つの魅力的な展覧会が予定されています。
展覧会スケジュール
1.
和モダン大阪 (2026年4月18日 - 6月14日)
- 近代大阪の生活を題材にした日本画コレクションを展示。お座敷での床飾りや、文人画と俳画、さらには茶会や宴会の様子を感じる作品が揃い、和風の生活様式を愛した人々の文化を振り返ることができます。
2.
KABUKI悪役づくし (2026年7月4日 - 8月30日)
- 歌舞伎の敵役に焦点を当てた展覧会。様々な種類の悪役を紹介し、その特徴的な扮装や複雑な性格を探求します。ストーリーの中で変化する悪役の魅力を深く味わうことができます。
3.
のむ —茶器と酒器と喫煙具—(仮) (2026年9月19日 - 11月23日)
- 人々の生活に欠かせない「のむ」という行為に焦点を当てた展覧会。茶碗、徳利、煙草道具など、日常の中で大切にされてきたアイテムを展示し、「飲む、呑む、喫む」といった行為の意味を探ります。
4.
小林一三のART愛 (2027年1月23日 - 3月28日)
- 小林一三の逝去から70年を記念した展覧会。彼の著書に登場する文芸や美術作品を通し、俳句との関わりや茶の湯の世界を追います。一三の豊かな文化愛を感じる数々の作品が並ぶ予定です。
鑑賞と参加プログラム
各展覧会では、専門家による講演会や鑑賞講座の開催も予定しています。また、逸翁美術館内の茶室「即心庵」では、呈茶が楽しめる機会も提供されます。訪問者は、伝統的なお茶と和菓子を楽しみながら、ゆったりとしたひとときを過ごすことができるでしょう。
特別公開のお知らせ
現在、12月17日から12月21日まで、重要文化財「芦引絵」の修理事業の成果を特別に公開中です。この機会にぜひ、美術館へ足を運んでみてください。観覧無料の特別公開となります。
施設情報
- - 所在地: 大阪府池田市栄本町12-27
- - 開館時間: 10時00分~17時00分(最終入館16時30分)
- - 休館日: 毎週月曜日
多様なテーマで繰り広げられる展覧会を通じて、芸術と文化の深みに触れ合う時間をお楽しみください。私たちは皆様のご来館を心よりお待ちしております。