新開発!コントロールユニット
2022-01-13 16:02:30

東海理化が新たに開発したステアバイワイヤコントロールユニットとは

東海理化、先進技術を駆使した新製品を発表



愛知県丹羽郡大口町に本社を置く株式会社東海理化は、近年の自動運転技術の進展や電気自動車の普及に伴うニーズに応えるべく、新しい「ステアバイワイヤコントロールユニット」を開発しました。この製品は、従来のステアリングシステムとは異なり、機械的な接続をせずに電気信号を用いて車両のタイヤを操作する「ステアバイワイヤシステム」に対応した革新的な技術です。

ステアバイワイヤシステムとは?



ステアバイワイヤシステムは、車両の操縦を電気によって行うシステムであり、そのため高精細な制御が可能です。この技術は特に自動運転車両の実現に向けた重要な要素として位置付けられています。技術的な観点から見ると、機械的な接続を取り除くことにより、軽量化や自由なデザインの可能性を引き出し、自動運転技術の進化を支えています。

新製品の特徴



今回発表された「ステアバイワイヤコントロールユニット」には、いくつかの注目すべき特徴があります。まず、独自の小型モータとギア構造を採用することで、小型かつ軽量化を実現し、多様な車両ボディに搭載可能な設計となっています。また、各車両の特性に応じた操舵反力の調整ができるため、運転者に快適なフィーリングを提供します。

スイッチ類やディスプレイ、センサーなどを統合し、コネクタ一つで車両との接続ができる設計も工夫されています。このアプローチにより、車両メーカーは導入の際にかかる手間を大幅に削減することが可能になります。

未来のモビリティ社会に向けて



東海理化は、推進しているCASE(Connected, Autonomous/Automated, Shared, Electric)やMaaS(Mobility as a Service)など、急速に変わりゆくモビリティ社会に適応した製品開発を進めています。新たに開発されたコントロールユニットは、2024年には実用化を目指しており、特に超小型モビリティやMaaS車両に向けての提案を進めているとのことです。

オートモーティブワールドでの展示



この新製品は、2024年1月19日から21日に開催される「オートモーティブワールド」で紹介される予定です。最新技術と製品を実際に見て体験できる貴重な機会となります。技術革新が進む今、東海理化はさらなる飛躍を遂げ、人とモビリティ社会を結ぶ製品の開発に邁進していくことでしょう。

次世代の移動体験に期待し、今後の展開を見守りたいと思います。

会社情報

会社名
株式会社東海理化
住所
愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地
電話番号
0587-95-5211

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