学生のアートプロジェクト
2025-10-29 10:02:22

東京電機大学の学生たちが森林アートを創造するプロジェクト

学生たちの手で癒しのアート空間を



東京電機大学の未来科学部建築学科、笹谷研究室の学生たちが展開する「Wood Structure Artの森」プロジェクトについてお伝えします。この取り組みは、栃木県さくら市に位置する「喜連川ファミリーキャンプ場」で行われています。プロジェクトは、東京電機大学、共立女子大学、北海学園大学の3つの大学が協力し、地元の木材を利用してアート作品を制作することにより、地球温暖化防止や林業の活性化を目指しています。2024年に始まり、2028年までの5年間の計画で進行中です。

自然とアートの融合



笹谷研究室では、学生たちがこれまでの学びを活かし、「こもりん」というアート作品を制作しました。この作品は、キャンプ場に訪れた子供たちが遊んだり、大人たちがリラックスして森林浴を楽しむ空間を提供します。制作を通じて学生たちはデザインから構造解析、安全性の確認、材料の調達、コスト管理に至るまで、全ての工程に携わりました。

特に、制作過程では台風による悪天候の中での作業となりましたが、学生たちは挑戦を恐れず、無事に完成報告会に間に合わせることができました。このような経験を通じて、彼らは実践的なスキルを深め、持続可能な社会に貢献する意義を体感しています。

学生たちの活動



今年のプロジェクトには、約20名の建築学科の学生が参加。初回ミーティングから始まり、オンラインや現地での打合せを重ねながら、現地調査やデザインワークショップを行ってきました。栃木県産の木材を使用し、遊具や装飾品として楽しめるオブジェを作成。現地での設置や仕上げ作業は、学生たちが実際にキャンプ場に泊まり込み、体験を重ねながら行いました。

また、彼らは伐採現場の見学や小学生との植樹体験などを通じて、森と人との関わりについて深く学びました。地域の人々や、協賛企業、林業関係者との交流を活発に行い、地域密着型の活動を展開しています。

お披露目会の成功



プロジェクトの成果をお披露目する会が9月6日(土)に行われ、協賛企業21社の関係者を含む約150名が参加しました。子供たちも作品を直接体験し、自然の中でアートを楽しむ貴重な時間を過ごしました。この盛大なお披露目によって、プロジェクトの重要性や価値が多くの人に伝わったことでしょう。

笹谷研究室の取り組み



東京電機大学の笹谷研究室は、建築構造の様々な側面に挑戦しています。特に、実験や構造解析を通じて、より良い建築物を生み出すための技術を探求しています。社会のニーズに応えるため、企業や行政とも協力し、地域貢献を目指す研究が行われています。今回はアートプロジェクトを通じて、その一環としての活動を行っているのです。

まとめ



この「Wood Structure Artの森」プロジェクトは、学びの場である学生たちが自然と触れ合いながら、アートを通じてコミュニティに貢献する素晴らしい取り組みです。地域の資源である木材を利用しながら、持続可能な社会の実現を目指しています。これからの展開にもぜひ注目しましょう。


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会社情報

会社名
学校法人東京電機大学
住所
東京都足立区千住旭町5番
電話番号
03-5284-5120

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