研究開発の現場を変えるトーチのラボオートメーションシステム
「JASIS 2025」は、アジアで最大規模の分析・科学機器専門の展示会として広く知られています。今年、その見どころの一つがトーチ株式会社によるラボオートメーションシステムの展示です。トーチ株式会社は、東京都江東区に本社を持ち、研究開発の自動化を推進するためのソリューションを提供しています。このシステムは、実際に多くの研究開発の現場で利用され、その効果が証明されています。
展示内容とポイント
トーチが出展するブースでは、アルテア技研、池田理化、金陵電機と協力し、各社の先進的なオートメーション技術を一堂に展開します。特に注目なのは、汎用性に優れた「デジタルラボ」や、HPLC分析の前処理を自動化するシステムです。実機デモによって、その機能や操作性を実際に体験できる機会も設けています。
研究現場の現状と自動化の重要性
現在、多くの研究者が手作業で行う実験作業に限界を感じています。液体や粉体の分注、HPLC分析の前処理など、多岐にわたる工程は非常に手間がかかります。そのため、研究者は本来の業務である新製品の開発や研究計画の立案に時間を割くことが難しい状況です。また、これらの作業は、作業のバラつきや危険な試薬の取り扱いといったリスクを伴い、研究の質に影響を及ぼす可能性もあります。これが、ラボオートメーションの必要性を高める一因となっています。
自動化システムの導入
トーチのラボオートメーションシステムは、こうした現場の課題に応えるために設計されています。特に、各種作業を自動化するためのモジュールが揃っており、協働ロボットが中心となって様々な実験工程を自動化します。既に多くの企業がこのシステムを導入し、その効果を実感しています。また、自動化を検討中の企業にとっても、システムの導入や運用が容易であることが大きなポイントです。
JASIS 2025の詳細
展示会は、2025年9月3日から5日まで、幕張メッセで開催されます。トーチのブースでは、実機デモやセミナーを通じて、システムの具体的な特徴や導入例について詳しく説明します。これから自動化を検討する企業にとって、非常に価値のある情報が得られることでしょう。
出展企業と展示物
- - アルテア技研: 協働ロボット搭載の実験自動化システム
- - 金陵電機: HPLC分析自動化システム(粉体&液体自動分注)
- - 池田理化: ラボオートメーションシステム「デジタルラボ」
会社概要
トーチ株式会社は、2023年に設立されたラボラトリーオートメーション専門のインテグレーターです。多くの技術者が在籍し、複雑なテクノロジーを駆使して、クライアントのニーズに応じたソリューションを提供しています。ウェブサイトも活用して、最新情報を発信しているのでぜひ訪れてみてください。
自動化がもたらす未来の研究開発現場の姿を、実際に体感できるこの大きな機会をお見逃しなく。皆さまのご来場を心よりお待ちしています。