盲ろう者理解のプログラム
2025-07-15 11:25:08

5大学で盲ろう者理解を深める啓発プログラムの実施

5大学での盲ろう者理解啓発プログラム



若者たちに盲ろう者への理解を深めてもらうことを目的としたプログラムが、2025年に早稲田大学や東洋大学、日本社会事業大学、帝京平成大学、聖心女子大学の5つの大学で行われました。このプログラムは、認定NPO法人東京盲ろう者友の会が主催し、幅広い活動が展開され、延べ100名以上の学生や教職員、一般市民が参加しました。

盲ろう者の現状



視覚と聴覚の両方に障害を持つ盲ろう者は、日本国内に約1万人いるとされています。彼らは日常生活の中で情報を得たり、移動したり、他者とコミュニケーションを取ることが非常に難しい状況にあります。このような中、適切な支援の必要性が高まっていますが、東京都においては若年層の通訳・介助者が不足しており、支援人材を育成する活動が急務となっています。

プログラムの内容と参加者の反応



早稲田大学



開催日:2025年5月9日
参加者:学生9名
内容:社会福祉の授業内で、盲ろう者である藤鹿一之理事長による講演と点字の実習が行われました。学生たちは実際に触れ合いながら学びました。
反応:全員が「とても満足」と回答し、実際の支援が見えたという実感が多数寄せられました。

東洋大学



開催日:2025年6月21日
参加者:学生21名
内容:ダイバーシティをテーマにしたワークショップでは、藤鹿理事長の講義と実践的な疑似体験が行われ、盲ろう者理解が深められました。
反応:多くの学生が自信を持ち、支援への興味が高まったと感想を述べました。

日本社会事業大学



開催日:2025年6月22日
参加者:学生・教職員18名
内容:シンポジウム形式で、盲ろう者支援の現状について討論されました。
反応:当事者の声を聞くことで具体的な支援のイメージが形成されるきっかけとなりました。

帝京平成大学



開催日:2025年7月1日
参加者:学生36名
内容:盲ろう者の森敦史理事による講義が実施され、リアルな支援の現場が紹介されました。
反応:支援の具体的イメージができたという感想が多く、教員志望者には特に有意義な学びとなりました。

聖心女子大学



開催日:2025年7月4日
参加者:学生・教職員・一般19名
内容:映画上映後、盲ろう者の村岡美和理事による講演が行われ、参加者は多くの共感を得ました。
反応:盲ろう者に対する理解が深まったとする感想が多く寄せられました。

今後の展開



このプログラムは引き続き東京都内の大学との連携を強化しながら、ダイバーシティ教育の一環として展開される予定です。費用は原則無料で、様々な内容にカスタマイズ可能であるため、多くの教育機関に利用されることが期待されています。

認定NPO法人東京盲ろう者友の会



この団体は、盲ろう者の自立と社会参加を促進するために、1991年に設立されました。盲ろう者への様々な支援を行い、彼らの生活をより豊かにする活動に取り組んでいます。支援者を育成するための講座も実施しており、社会全体の意識向上に寄与しています。


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会社情報

会社名
認定NPO法人東京盲ろう者友の会
住所
東京都新宿区岩戸町4番地87ビルディング岩戸町2階
電話番号
03-6228-1282

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