中村キース・ヘリング美術館が新たに生まれ変わる
この度、山梨県の小淵沢に位置する中村キース・ヘリング美術館がリニューアルしたウェブサイトを公開しました。新サイトは、当館が所蔵する約300点の絵画や彫刻、700点以上の関連資料の情報をより見やすく、使いやすくするためにデザインされています。リニューアルに際しては、情報の整理とサイト構成が行われ、来館者にとってよりアクセスしやすい内容となっています。
新ウェブサイトの主な特徴
1. 来館者向け機能の強化
新しいサイトでは、来館者が必要な情報を簡単に得られるよう、トップ画面には開閉館情報を示すバナーが設置されています。また、「FAQ」セクションを新設し、よくある質問に対する答えを事前に確認できるよう配慮されています。
さらに、新たに造られた「NATURE」ページでは、展示館周辺の自然を探索できる散策路が紹介されています。来館を通じて地域の食文化や自然、文化を楽しむことができる「KOBUCHIZAWA AREA MAP」も掲載されており、地域全体の魅力を発信しています。
2. 収蔵品検索システムの導入
リニューアルで特に目立つのが、収蔵コレクションの検索機能です。「I.B.MUSEUM SaaS」を活用し、収蔵品の絵画や彫刻だけでなく、グッズや過去の展示アーカイブなど、多様な資料を簡単に検索できるようになりました。これにより、訪問者は自分の興味に合った作品を見つけやすくなり、展覧会の過去の映像や写真も楽しむことが可能です。
今後、さらに情報を充実させ、専門的な利用者にも応じたサービスを提供する予定です。
3. 当館の使命と活動を反映
今年で開館18年目を迎える中村キース・ヘリング美術館では、ヘリングの作品と遺志を次世代に受け継ぐことがミッションです。新ウェブサイトには、館外で行われている展覧会や社会貢献活動について包括的に紹介する「TIMELINE」セクションが新設されました。これにより、当館がどのような活動を行ってきたかを訪問者が時系列で理解することができます。
さらに、「CONTENT」コーナーでは公式YouTubeチャンネルとの連携によって、過去のイベントの映像を視聴することで、当館の取り組みやヘリングの理念への理解が深まります。アートを通じた社会貢献の重要性を伝える場として、より多くの人々に利用してもらうことを目指しています。
新しくなったウェブサイトは、色彩豊かなデザインが特徴的で、キース・ヘリングのアートとその背後にあるメッセージに触れる機会を提供します。今後の活動に期待が寄せられます。
美術館を訪れることはもちろん、オンラインでの体験を通じて、ヘリングのアートを広く知っていただくための場としても活用していただければと思います。