佐賀銀行が決済加盟店受付システム「Mフロー」を導入
2023年、株式会社コアモバイルが提供する決済加盟店受付システム「Mフロー」が、株式会社佐賀銀行に導入されました。このシステム導入の背景とともに、その機能や利点について詳しくご紹介します。
1. システム導入の背景
佐賀銀行は、クレジットカードや電子マネー、二次元コード決済など多様な決済方法の加盟店募集を開始しました。具体的には、6ブランドのクレジットカード、6ブランドの国内コード決済、3ブランドの海外コード決済など、合計23種類のブランド審査を行う必要があります。しかし、これまでの審査依頼業務は、Excelでの転記や紙ベースの申請が主流でした。これにより、業務負担が非常に大きく、時間もかかっていました。
このような課題から、佐賀銀行は業務のデジタル化を進める必要がありました。「Mフロー」は、受付業務や審査業務を円滑に進めるための有力なツールとして導入されました。
2. 「Mフロー」の特徴
「Mフロー」には、以下のような特筆すべき機能があります。
特徴1: Web受付
加盟店の受付がWeb上で行えるため、従来の対面での受付業務が不要になります。これにより、工数を大幅に削減でき、リモートでの業務を可能にすることで、効率的な手続きが実現します。
特徴2: 加盟店向け「マイページ」機能
加盟店ごとに専用のマイページを設け、事業者情報や加盟店情報の変更申請をオンラインで行えます。この機能により、既存の加盟店へのサポートがスムーズになり、業務の効率化が図られます。
- - 事業者情報の変更
- - 加盟店の追加申請
- - 利用するブランドの追加申請
- - 売上金の精算
- - 各種計算書の確認及びダウンロード
特徴3: 各ブランドの審査機能
加盟店が複数のキャッシュレス決済を導入する際には、それぞれのブランドごとに審査が必要ですが、各ブランドの審査書類は異なります。Mフローはこれを自動で出力できるため、手間を大幅に軽減します。これにより、複雑な審査工程の削減が可能で、業務効率が向上します。
3. 企業情報
このシステム開発を手掛けた株式会社コアモバイルは、2010年に設立され、東京都台東区を本社とする企業です。代表取締役は山川壽史氏で、モバイル関連のソリューションを提供しています。それに対し、株式会社佐賀銀行は1955年に設立され、佐賀市に本社を置く金融機関で、地域密着型のサービスを展開しています。
4. 結論
今回のMフロー導入により、佐賀銀行の加盟店審査業務は大きく効率化されることが期待されています。システムのデジタル化は、県内のキャッシュレス化を進め、地域経済の活性化に貢献することでしょう。今後も佐賀銀行の取り組みに注目が集まります。