ダイセル、PRIDE指標2024で「シルバー」受賞!多様な人材が輝く職場環境への取り組み
株式会社ダイセルは、一般社団法人work with Pride(wwP)が策定したLGBTQ+に関する職場環境評価指標「PRIDE指標2024」において、最高ランクである「シルバー」を受賞しました。この受賞は、ダイセルが積極的に進めているLGBTQ+への配慮と、多様な人材が活躍できる職場環境づくりへの取り組みの高さが評価された結果と言えるでしょう。
サステナブル経営とDE&I宣言
ダイセルグループは、「多様な社員が全員、存在感と達成感を味わいながら成長する人間中心の経営」を掲げ、サステナブル経営方針の一環としてDE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)の推進に力を入れています。2024年1月にはダイセルグループDE&I宣言を制定し、個性を尊重し、お互いを認め合う社風醸成に取り組んでいます。
多様な取り組み:相談窓口から研修、制度導入まで
ダイセルの取り組みは多岐に渡ります。2020年度にはLGBTQ相談窓口を設置し、安心して働ける環境づくりを推進。国内事業場では、性別を問わず利用できる「だれでもトイレ」を設置するなど、物理的な環境整備にも注力しました。
2021年度からは、役員を対象としたLGBTQ研修を実施し、社員の体験談を共有することで理解を深めました。2022年度からは全社員を対象とした研修を継続的に実施し、基礎的な知識の理解と浸透を図っています。
さらに2023年度には、同性パートナーシップ制度を導入し、事実婚や同性パートナーを配偶者と同様に取り扱うことで、社員の多様なライフスタイルを尊重。ビジネスネームの運用を開始し、本人が希望する氏名で勤務できるようにするなど、制度面でも大きな前進を遂げています。
2024年度には、PRIDE月間に合わせ、社内講演会を開催し、外部講師を招いて多様性に関する理解を深めました。ファミリーデーでは、多様性をテーマにした絵本紹介や映画上映会を実施するなど、社員だけでなく家族も巻き込んだ啓発活動を行いました。また、関西レインボーパレードにも参加し、LGBTQ+への理解促進に積極的に貢献しています。
未来へ向けた継続的な取り組み
ダイセルは、今回のPRIDE指標での受賞を励みとして、今後もDE&I推進を通じて、多様な人材の活躍をグループ全体の発展につなげていくことを表明しています。すべての人が自分らしく生きることができる社会の実現に向け、継続的な取り組みを続けていく姿勢は、高く評価されるべきでしょう。ダイセルの取り組みは、企業におけるLGBTQ+への対応の模範となる可能性を秘めています。
参考情報
ダイセル:ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンの推進 https://www.daicel.com/sustainability/social/diversity.html
ダイセル:働きやすい企業文化の醸成
https://www.daicel.com/sustainability/social/wlb.html
* 一般社団法人work with Pride
https://workwithpride.jp/