MRTと伊藤忠商事、資本業務提携で医療DXを加速
医療プラットフォームを提供するMRT株式会社が、総合商社の伊藤忠商事株式会社と資本業務提携を締結しました。この提携により、両社は国内外における医療・ヘルスケア関連事業の強化・拡大を目指します。
MRT:医療現場を支えるプラットフォーム
MRTは、医師のネットワークを基盤とした医療情報プラットフォームを提供しています。特に医師紹介事業では、年間20万件以上の紹介実績を誇り、国内No.1の実績を誇ります。さらに、オンライン診療やオンライン健康相談などの医療DXプラットフォームも展開し、医療機関だけでなく、行政機関や企業からも多くの利用を獲得しています。東南アジア市場にも積極的に進出しており、現地企業との連携も強化しています。
伊藤忠商事:医療ヘルスケアへの積極的な投資
伊藤忠商事は、幅広い事業分野で活躍する総合商社です。医療・ヘルスケア領域においても、医薬品、医療機器、医療DX関連企業などへの投資や連携を積極的に行い、日本の医療課題の解決や医療イノベーションを推進しています。特に、医療DX分野への投資は積極的で、今回の提携もその一環と言えます。
提携内容:国内外での事業拡大
今回の資本業務提携では、国内外両面での協業が予定されています。
国内事業:
MRTの医療人材プラットフォームと伊藤忠商事が連携する企業との協業により、新たなサービス価値を創出。
伊藤忠商事の関連会社であるDocquityの知見を活用し、製薬関連企業向けのマーケティングサービスを展開。
双方のサービスや関連企業との連携による、医療現場の効率化を促進するBPOサービスを構築。
海外事業:
国内事業展開からの派生する日本の医療サービスの海外展開。
東南アジアの医療機関、企業との連携による地域密着型の医療サービス構築。
Docquityとのシナジーを活かし、東南アジアでの事業拡大を加速。Docquityは、東南アジアで36万人の医師会員を擁する、同地域最大級の医師向けプラットフォームです。
今後の展望:医療ヘルスケア領域におけるリーディングカンパニーへ
MRTは、伊藤忠商事とのシナジー効果を最大限に活かし、国内外の医療・ヘルスケア領域におけるビジネス強化・拡大を目指し、業界をリードする存在となることを目指しています。この提携は、日本の医療DX推進、ひいてはアジアの医療発展に大きく貢献する可能性を秘めています。
会社概要
MRT株式会社
所在地:東京都渋谷区
代表取締役社長:小川 智也
設立:2000年1月26日
資本金:432,275千円
上場市場:東証グロース市場(6034)
グループ会社:株式会社医師のとも、株式会社日本メディカルキャリア、MRTスタッフィング株式会社、株式会社バリューメディカル、株式会社メディアルト、株式会社anew、Medikiki株式会社