阪神梅田本店の8階に位置するアートギャラリーにて、川北良造、浩彦、浩嗣の三代による「木工挽物三代展」が開催されます。この展示は、重要無形文化財保持者である川北良造とその家族の技術と感性を全面に打ち出した貴重な機会です。
展示の概要
この展覧会は、2026年1月14日から20日までの期間で開催され、最終日は午後5時までのご覧いただけます。川北家は石川県加賀市山中町にて、木工芸の伝統を受け継いできた一家で、今回の展覧会では三代それぞれが手掛けた作品が一堂に会します。
技の継承
川北良造は1934年に生まれ、1950年に父に師事し、1962年に初めて日本伝統工芸展に参加。以来、数多くの賞を受賞し、1994年には重要無形文化財「木工芸」保持者に認定されました。現在も石川県立輪島漆芸技術研修所の主任講師として後進の指導に当たっています。
一方、次男の川北浩彦は1962年生まれで、金城短期大学美術学科を卒業後、1996年には日本工芸会の正会員に。数々の賞を受けた後も全国各地で個展を開き、技を広めています。
孫の川北浩嗣(1991年生まれ)も2014年に金沢美術工芸大学を卒業した後、川北家の工房で学び続けています。浩嗣は新進気鋭の作家として評価されており、近年の受賞歴にも注目が集まっています。これらの世代を超えた技術は、木材の持つ美しさや温かみを最大限に引き出し、見事に表現されています。
作品の見どころ
展示される作品には、以下のようなものが含まれます。
- - 川北良造の「黒柿造鉢」(径19.0㎝×高さ6.3㎝、770,000円(税込))
- - 川北浩彦の「欅造銀線象嵌合子」(径24.2㎝×高さ14.0㎝、1,237,500円(税込))
- - 川北浩嗣の「Prologue」(径21.0㎝×高さ33.0㎝、852,500円(税込))
これらの作品は、木材の持つ自然な美しさを際立たせ、独自のデザインと実用性を兼ね備えています。
来場者へのメッセージ
この展覧会は、木工芸の魅力を通じて、川北家の技術がどのように継承されてきたのかを知る貴重な機会です。ぜひ多くの方にご覧いただき、木の持つ美しさや可能性を体験していただければと思います。また、阪神梅田本店のアートギャラリーは、日常的に楽しめるアートの素晴らしさを広める場としても機能しています。
特別な体験を
木のぬくもりと、職人の心のこもった作品に触れることができるこの機会をお見逃しなく。アートの感動を、父から子、そして孫へと引き継がれる技の結晶を、ぜひその目で確かめてみてください。