近年、VUCA(Volatility不安定性、Uncertainty不確実性、Complexity複雑性、Ambiguity曖昧性)という言葉がビジネス界で頻繁に使われるようになりました。これにより、企業が直面する環境は一層複雑になり、従来のマネジメント手法では対応しきれない場面が増えてきています。
そんな中で、新たに注目を集めているのが「共創型リーダーシップ」です。これは、リーダーがメンバーの成功を自らの成功とみなし、それぞれの長所を引き出すアプローチを指します。スポーツチームの優れた監督が選手の特性を最大限発揮させて成功を収めている姿を想像してみてください。このように、チーム全員の力を引き出すことが、共創型リーダーシップの大きな特徴です。
共創型リーダーシップの特長
共創型リーダーシップが求められる背景には、今日のビジネス環境の変化があります。情報の流れが早く、競争が激しい業界では、単独で成果を上げることは難しくなってきました。そこで、メンバー間のコラボレーションが不可欠となり、リーダーにはその場を作る役割が期待されています。
リーダーはメンバー同士の信頼関係を築き、互いに支え合う文化を育む必要があります。このような環境を整えることで、本来持っている個々の力を最大限に引き出し、結果的にチーム全体のパフォーマンス向上につながります。
講演の概要
2023年11月14日、HRカンファレンス2023-秋にて、リーダーシップ開発についての講演を行います。この講演では、VUCA時代にふさわしいリーダーシップのあり方として、具体的な手法や事例を示しながら、参加者が実際に活用できるスキルを学ぶことができます。
講演では、「あり方と関係性」に基づく新たなリーダーの姿勢について掘り下げます。スキルやテクニックに留まらず、リーダーがどのようにメンバーとの関係を築くべきか、またそれが組織全体にどのように影響するかに焦点を当てます。参加者は、次のようなことを学ぶことができます。
- - 自律自走チームを築くための共創型リーダーシップの特徴
- - リーダーとしての自分をどう活かすか、関係性を深めるための具体的な方法
この講演は、特に次のような方々におすすめです。
- - チームの個性を引き出し、最大化したいと考えている方
- - 複雑化する課題に対して、自律的に活動できる組織を作りたい方
- - 社員同士の信頼を大切にした職場を築きたい方
- - 知識詰め込み型の研修に限界を感じている方
講演者の紹介
登壇する池田佳奈子氏は、「株式会社Being and Relation」の代表取締役です。組織開発・人材育成の専門家として300社以上の企業を支援し、ユニークなコーチングやコンサルティング手法に熟知しています。多様な組織文化に対応できるリーダー育成に注力し、参加者が実際に学びを深められるようなアプローチを行うことに定評があります。
この講演を通じて、参加者が新たなリーダーシップのスタイルを学び、実践するきっかけとなれば幸いです。参加は無料ですが、事前の予約が必要です。ぜひお申し込みの上、VUCA時代に対応したリーダーシップ開発に関する知識を深めてください。詳細は公式サイトをご確認ください。