有明高専ネーミング契約
2025-04-24 16:51:27

有明高専と三井三池製作所がネーミングライツ契約を結ぶ意義

有明高専と三井三池製作所の新たな協力関係



福岡県大牟田市に位置する有明工業高等専門学校(有明高専)が、株式会社三井三池製作所とネーミングライツパートナー契約を締結し、この度の記念式典が行われました。これにより、第一体育館と視聴覚室には新たに「さんさくアリーナ」と「さんさくMMルーム」という愛称が付けられることとなります。この提携は、学校のブランド価値を高めるだけでなく、地域社会との連携を強化することも目的としています。

ネーミングライツ導入の背景



有明高専は、伝統的に技術者を育成してきた教育機関ですが、近年は地域との結びつきを深めるための取り組みが求められています。そこで、2023年12月にはネーミングライツ制度を導入し、地域企業とのコラボレーションを促進するための新たな一歩を踏み出しました。この契約により得られる収益は、学校の運営や設備投資に役立てられるため、経営基盤の強化にも寄与します。

締結の式典の様子



2024年4月2日には、契約を記念して式典が行われ、八木雅夫校長や中村元彦社長をはじめ、関係者が出席しました。テープカットの瞬間は、新しい始まりを象徴するものとして注目を集めました。これにより、学生たちは「さんさくアリーナ」という愛称で親しみを持つ施設が利用できるようになり、それぞれが地域貢献の意識を深めるきっかけともなります。

有明高専の特色



創立から60年以上を迎える有明高専は、多様な工学系の分野を学ぶことができる教育機関です。特に平成28年には、従来の5学科を創造工学科に再編成し、環境・エネルギー工学及び人間・福祉工学に関するコース設置が行われました。これにより、学生は実社会でのニーズに応じた深い専門知識を学ぶことができます。卒業生は9,275名に達し、様々な業界で活躍しており、地域社会の発展にも貢献しています。

地域との連携強化の重要性



今回のネーミングライツ契約は、有明高専が長期的に地域との連携を強化していくための一環です。学校にとって、地域の企業との協業は新たな学びや経験を生む機会となり、学生にとっても実社会との接点を持つ貴重な場となります。これにより、卒業後の進路選択においても有利に働くことでしょう。

今後の展開としては、ネーミングライツの他にも広告パートナーシップの募集が行われ、様々な企業が参加できる機会が提供されています。「一般提案型」や「企画提案型」、「広告提案型」の3種類が設けられ、地域の企業はこの制度を通して、特に学校という場所でのプレゼンスを高めることが期待されています。

まとめ



有明高専と三井三池製作所の新たなパートナーシップは、地域企業と教育機関が共に成長するモデルケースとなることが期待されます。学生たちが新設された「さんさくアリーナ」や「さんさくMMルーム」を利用しながら、地域貢献に積極的に取り組む姿勢を育むことが、これからの教育の在り方を示す重要な一歩となるのです。再度この寄与が広がることを願ってやみません。


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会社情報

会社名
独立行政法人国立高等専門学校機構
住所
東京都八王子市東浅川町701-2
電話番号

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