新潟地震から60年を振り返る
2023年10月6日、新潟市で「新潟地震から60年~過去に学び、将来に備える~」と題した地域講演会が開催されます。この講演会は、新潟地区で発生した地震に対する理解を深め、地域の安全意識を高めることを目的としています。
地震本部の重要な役割
新潟地震は1964年に発生し、多くの人々に影響を与えました。60年を迎えるこの機会に、地震調査研究推進本部や新潟地方気象台、県、市が協力し、現代の知見を基に過去に学ぶことの重要性を再確認します。地震本部は、地域住民一人ひとりが地震災害に備えるための情報提供を行い、関連の授業や研究を推進しています。
講演会の詳細
この講演会は、13時30分から始まり、16時00分までの間に多岐にわたるテーマで講演が行われる予定です。受付は12時30分から開始します。参加は無料で、定員は300名ですが、事前に参加登録を行った人が優先されます。
講演内容
参加者は次のプログラムを通じて、地震の影響や防災対策を学ぶことができます。
地震本部の活動や今後の取り組みについての紹介があります。
- - 地震本部の活動とその成果 (13:35-13:50)
文部科学省の上野寛さんによる講演では、これまでの活動の振り返りと成果が共有されます。
- - 新潟地震と地盤災害 (13:50-14:20)
新潟大学の卜部厚志教授が、新潟地震の地盤における影響を分析します。
- - 新潟地震と震源断層 (14:20-14:50)
東京大学の佐藤比呂志名誉教授が、震源となった断層について解説します。
10分間の休憩があります。
- - 気象庁の地震・津波情報 (15:00-15:20)
新潟地方気象台の前多良一台長が、正確な情報伝達の重要性について語ります。
松本大学の入江さやか教授が、震災時のメディアの役割を考察します。
講演会のまとめとして、 次回の取り組みについての案内があります。
参加方法と問い合わせ
事前の参加登録は地震本部のウェブサイトから行えます。詳細は公式サイトをチェックしてください。また、登録や参加についての疑問は、研究開発局地震火山防災研究課までお問い合わせください。
この講演会を通じて、一人ひとりが防災意識を高め、地域全体での安全対策の重要性を理解する機会となることでしょう。新潟市の住民だけでなく、広く参加を呼びかけることで、地域の防災力を向上させることを目指しています。皆さんの積極的な参加をお待ちしています。