三菱UFJ銀行とAI
2025-08-01 11:47:56

三菱UFJ銀行がSalesforceの最新AI「Agentforce」を導入

三菱UFJ銀行がAIエージェントを導入



株式会社三菱UFJ銀行は、Salesforceが提供する金融業界向けの自律型AIエージェント「Agentforce for Financial Services」を選定し、日本で初めての導入事例となることを発表しました。この取り組みは、金融業界における業務効率化を進め、顧客のニーズに応える重要なステップです。

Agentforce for Financial Servicesとは



「Agentforce for Financial Services」は、Salesforceが今年6月に発表した「Agentforce 3」の一部として登場しました。このAIエージェントは、業種ごとに特化した200種類以上のアクションを持ち、即座に利用可能な機能が搭載されています。これにより、導入企業は自社の業務を短期間で効率化することができます。

特に金融業界では、フロントオフィス業務のタスクを自動化し、営業担当者がより価値のある顧客エンゲージメントに集中できるように設計されています。

導入の背景と目的



三菱UFJ銀行は、2025年4月から新しいCRMシステムとしてSalesforceの「Financial Services Cloud(FSC)」を導入する計画を進めています。このシステムを活用して顧客データの一元管理を行い、営業力の向上と顧客体験の質を高めることを目指しています。

Agentforceを活用することで、これらの目標をさらに加速する狙いがあります。AIエージェントがFSCに統合されているため、過去の営業履歴や顧客データを駆使して、金融業界特有のニーズに即応できる点が評価されています。

導入による期待効果



Agentforceの導入は、三菱UFJ銀行にとって多くの利点をもたらすと期待されています。データを活用することで提案の質が向上し、業務効率も飛躍的に改善される見込みです。具体的な適用例としては、顧客との面談前のインサイト提示、面談中のフォロー、そして面談後の営業担当者向けのサポートなどが挙げられます。このように、AIと営業担当者の協働により、業務の高度化が図られることになります。

Salesforceのサポート



Salesforceは、Agentforceを通じて三菱UFJ銀行のデジタルトランスフォーメーションを後押ししています。また、FSC導入当初からProfessional Serviceを活用し、アジャイルな運営を促進。これにより、データに基づく新たな価値の創出や業務生産性の向上、行員の新しい働き方の確立を支援しています。

Salesforceの担当者は、三菱UFJ銀行との連携について「業務効率化のためのAI活用は、金融業界にとってますます重要なテーマになっています。Agentforceはその変革を促進するための強力な手段と言えます」と述べています。

今後の展望



三菱UFJ銀行は、今後もAgentforceの適用範囲を拡大し、FSCを活用した多様な業務領域の拡充を図っていく予定です。これにより、顧客理解を深め、より良い顧客体験の提供を実現していきます。

法人・ウェルスマネジメント企画部の上席調査役、武井優氏は「AIを導入することで、営業現場の業務品質が向上することを期待しています。現場での活用範囲が広がれば、顧客満足度もさらに向上するでしょう」とのコメントを寄せています。

まとめ



三菱UFJ銀行のSalesforce導入は、金融業界におけるAI活用の先駆けとなる一歩です。顧客とのエンゲージメントを強化し、業務の効率化を実現する本プロジェクトは、今後の金融機関の発展に大きな影響を与えることでしょう。

詳細情報や最新のニュースに関しては、Salesforceの公式サイトをチェックしてください。


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会社情報

会社名
株式会社セールスフォース・ジャパン
住所
東京都千代田区丸の内1-1-3  日本生命丸の内ガーデンタワー(Salesforce Tower)
電話番号
0120-733-257

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