ソニーと日立が手を組み物流改革を進行、環境負荷軽減へ前進

ソニーと日立、共同物流でエコを追求！

ソニーマーケティング株式会社と日立グローバルライフソリューションズ株式会社は、国内家電市場における物流改革に向けた共同の取り組みを開始しました。これは環境負荷の軽減や社会的課題の解決を目指すものであり、2025年4月から首都圏及び関西エリアでの共同物流を実施する予定です。

共同物流の背景と目的

近年、日本国内の物流業界は様々な問題を抱えています。特にドライバーの不足や環境に対する負荷の増加は深刻な課題です。これに対処するため、ソニーと日立は協力体制を強化し、輸送効率の改善を図ることを決定しました。

この取り組みは、2024年4月から開始された北海道での共同物流に続くもので、首都圏エリアには東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県が含まれ、関西エリアには大阪府、京都府、滋賀県、奈良県、兵庫県、和歌山県が対象とされます。

具体的な物流の流れ

首都圏では、東京港に到着した日立GLSの一部商品をソニーマーケティングの配送拠点へコンテナごと輸送します。そして、量販店の物流センターへの共同配送を行います。

一方、関西エリアでは、ソニーと日立の配送車両を統合し、物流の効率化を図ります。この結果、無駄な輸送を減らし、環境への影響を最小限に抑えることを目指します。

北海道での成功事例

実際、2024年4月から始まった北海道での共同物流では、対象となる量販店への配送物量の約8割を両社で共同配送しています。この効率的な輸送手法は、今後他の地域でも適用される予定です。

物流業界への影響

今後、首都圏と関西エリアにおいてもこの共同物流の取り組みが展開されることで、物流業界の課題に対してより良い解決策が提案されることでしょう。

ソニーマーケティングと日立GLSは、物流の品質を維持しつつ、環境変化への対応力を高めるために、この共同物流を進める考えです。また、この取り組みが物流業界全体に良い影響を与えることが期待されます。