NTT-AT、SaaS版「@DeAnoS」を2025年にリリース予定
NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下NTT-AT)は、AI異常予兆検知ソリューション「@DeAnoS」の新しい提供形態として、SaaS(Software as a Service)版を2025年8月から提供開始することを発表しました。このサービスは、ディープラーニングの技術を利用し、IoTやICTシステム、機器設備の異常を高精度で自動的に検知することを目指しています。元々のオンプレミス版に加えてSaaS版を提供することで、導入がさらに迅速かつ簡単になります。
@DeAnoS SaaS版の特徴とは?
「@DeAnoS」は、NTTネットワークサービスシステム研究所が開発した異常予兆検知技術「DeAnoS®」に基づいています。この技術により、1,000種類以上の監視項目を一括で学習し、IoTやICTシステム、設備の異常を自動で検知します。今般新たに追加されるSaaS版は、インターネット環境さえあれば直ぐに利用開始できることが大きな特徴です。 初期構築の必要もなく、導入コストを大幅に削減できる点もポイントです。さらに、システムのアップデートも自動で行われ、常に最新の機能を利用できます。
加えて、お客様のニーズに応じて、熟練したデータアナリストがサポートを行うため、システム運用に不慣れなお客様でも安心してご利用いただけます。
幅広い業種への貢献
SaaS版の導入により、保守運用業務の効率化が図られ、多くのお客様に「@DeAnoS」を利用していただけるようになります。通信インフラ、製造業、建設業、サービス業など、様々な業種での保守運用の最適化に寄与することをNTT-ATは目指しています。
今後の展望
NTT-ATは、異常の検知後に行うべき対応策を提案・自動実行するシステムの実現を目指し、生成AI技術を活用した「ナレッジ駆動型システム運用自動化ソリューション」を展開しています。このソリューションと「@DeAnoS」を統合することで、運用の高度化を進め、保守運用現場での迅速かつ的確な判断と行動を支援する方向性を見据えています。
展示会情報
「@DeAnoS」SaaS版は、2025年6月11日(水)から13日(金)にかけて、幕張メッセで開催される「Interop Tokyo 2025」に展示される予定です。興味のある方は、ぜひ足をお運びください。詳細は以下のリンクから確認できます。
安定した運用を通じて、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する「@DeAnoS」の今後の展開が期待されます。