つがいけマウンテンリゾートに生理用品提供サービス「OiTr」が導入されました

つがいけマウンテンリゾートで新たな取り組み「OiTr」の導入

長野県北安曇郡に位置する『つがいけマウンテンリゾート』は、多くのスキー客で賑わう人気のスポットです。この度、このリゾートに生理用ナプキンを無料提供するサービス「OiTr（オイテル）」が導入され、安心して過ごせる環境が整いました。

「OiTr」は、全国の商業施設や公共のトイレに生理用ナプキンを常時設置し、無料で提供するサービスで、女性が快適に利用できる社会の実現を目指しています。サービスは2025年2月1日からスタートし、つがいけマウンテンリゾートを訪れる女性客もこのサービスを利用できるようになりました。

なぜ「OiTr」を導入したのか

つがいけマウンテンリゾートでは、特に女性のお客様が快適に過ごせるように環境を整える必要性があると考えました。これまで、スキー場では生理用品が必要な時、売店まで足を運ばなければならず、スノーボードやスキーウェアを脱ぎ着する際に非常に不便でした。そのため、必要なタイミングで迅速にナプキンを入手できる環境を整えることが重要だと判断したのです。

導入にあたっては、男女問わず意見を出し合うことの難しさもありましたが、オイテル株式会社との連携を通じて、少しずつ理解が深まりました。生理は女性にとって日常の一部であるため、この取り組みが「トイレットペーパーと同じように、個室トイレに生理用品が行き届く社会」の一端を担うことにもつながると思っています。

導入の成果

2025年2月末時点では、つがいけマウンテンリゾート内に設置されたOiTrが170個のナプキンを受け取られ、多くの女性がこのサービスを利用していることが確認されました。今後もOiTrの認知度をさらに高め、より多くの方々が安心して利用できる環境作りを進めていく考えです。

OiTrとはどんなサービス？

OiTrは、全国に282の施設に設置されており、ユーザーがアプリを通じて生理用ナプキンを2時間ごとに最大7枚まで無料で受け取ることができるようになっています。これにより、必要な時にすぐに生理用品を手に入れることが可能になり、女性のライフスタイルの改善に寄与しています。

生理の貧困への取り組み

日本だけでなく、世界中で生理の貧困が問題視されています。物質的な支援のみならず、教育や意識改革も含めた包括的なアプローチが求められる中、OiTrはこれに取り組む一環として、多くの女性が持つ社会的な課題解決を目指します。このプロジェクトを通じて、すべての人々が生理に関して考え、行動することが求められます。

まとめ

つがいけマウンテンリゾートでのOiTrの導入は、女性が快適に過ごせる環境の一部であり、これからもさらなる改善が期待されます。生理用ナプキンの設置が進むことで、より多くの女性が安心して楽しめる空間が整いつつあります。これからの取り組みがどのように広がっていくのか、非常に楽しみです。特に、新たなサービスの拡充が、スキー場を訪れる女性たちにとって、心地よい体験につながることでしょう。