札幌のIT企業、プロテック株式会社が提案する新たな挑戦
北海道札幌市を拠点とするプロテック株式会社は、今月末に開催される「フェアトレードフェスタinさっぽろ2025」にて、自社の新しい取り組みとして開発したフェアトレード紅茶をお披露目します。このイベントは2025年6月28日(土)と29日(日)に行われる予定です。
開発の背景と目的
プロテック株式会社は、IT企業として福祉系の会計システムの開発を行い、38年間にわたり障がい者福祉の支援をしてきました。今回のフェアトレード紅茶のプロジェクトは、就労支援施設との協働から生まれたもので、障がい者が社会に貢献できる新たな雇用創出を目指しています。
このプロジェクトでは、札幌市内の就労継続支援B型事業所が製造過程に関与し、茶葉の計量や袋詰め、シール貼りを担当。これにより、障がい者の「働く喜び」を高めることを目指します。また、製品の販売だけでなく、開発途上国の生産者支援や地域活性化にも寄与することを意図しています。
商品紹介
お披露目する紅茶は、スリランカ産の「ディンブラ」とインド産の「ダージリン」の2種類。どちらも80g入りで、価格は前者が1,120円、後者が1,280円(税込)です。これらの茶葉は、札幌のフェアトレード専門店「エシカル・タイム」によって厳選されたものです。
参加型パッケージデザイン投票
さらに、商品のパッケージデザインは市内のB型事業所の利用者によるアート作品を使用予定です。デザインを決定する際、来場者の皆様が投票して選ぶ参加型イベントを実施します。この試みは、地域のアーティストの活動の場を広げるだけでなく、消費者がフェアトレードへの理解を深める機会にもなります。
イベント詳細
- - 日時: 2025年6月28日(土)11:00~17:00、29日(日)10:00~16:00
- - 場所: 札幌市民交流プラザ(北海道札幌市中央区北1西1) SCARTSモールA・B 出店ブース「エシカル・タイム」
- - 内容: フェアトレード紅茶のお試し販売(各30袋限定)、パッケージデザインの人気投票、プロジェクトに関する展示など。
プロテック株式会社の取り組み
1987年の設立以来、プロテック株式会社は社会福祉業務向けのITソリューションを提供しつつ、様々な社会貢献に取り組んでいます。2024年からは、就労継続支援事業所の商品を集めたECサイト「Omusubi」も運営開始。障がい者が生産した商品が適正な価格で評価され、消費者に喜ばれる仕組みを構築することを目指しています。
ウェブサイトやInstagramを通じて、新商品や季節のおススメ商品を紹介することも行っています。今回のフェアトレード紅茶は、持続可能な社会を実現するための一歩。また、地域の支援や今後の展開についても、ぜひ注目していただきたいと思います。