株式会社fonfunがSquareとデータ連携を始動
株式会社fonfun(本社:東京都渋谷区、代表取締役:水口翼)は、米国の決済大手Squareとの間で、POSシステムに関するデータ連携を開始したことを発表しました。この連携により、fonfunの提供する日次決算総合プラットフォーム「れすだく」とSquare POSで取得した販売・決済データが統合され、特に中小および小規模事業者の経営効率化を強力に支援することが期待されています。
Squareについての理解
Squareは、全世界で400万以上の事業者に利用されているビジネスソリューションのプロバイダーであり、自社のアイデアを具現化し、ビジネスを運営・成長させるための多様なツールを提供しています。この中には、決済システム、POSレジ、オンライン販売、顧客管理、スタッフ管理など、実に30以上の統合されたツールが含まれています。親会社であるBlock, Inc.は、ニューヨーク証券取引所に上場しているフィンテック企業です。
今回の連携は、Square POSと日次決算プラットフォームを統合する国内初の取り組みです。これにより、データの可視化が進み、経営活動の効率が大幅に向上する見込みです。
連携の背景と目的
fonfunは、これまで経営判断に必要なデータを日々可視化する「れすだく」を提供し、さまざまなPOSシステムとの連携を通じて店舗経営の生産性の向上に寄与してきました。今回の連携は、グローバル市場でのシェアを誇るSquare社との協力によってデータ連携が実現したものであり、これにより得られるリアルタイムかつ国際的な販売データをもとに、より多角的な経営分析が可能となります。
具体的には、Square POSから得られたデータは、「れすだく」に取り込まれ、即座に店舗の損益状況を把握できる環境が整います。このシステムは、国境を越えたビジネス運営をサポートし、特に海外進出を希望する日本の企業にとって大きな武器となるでしょう。
連携の具体的内容
このプラットフォームとSquare POS間のAPI連携により、Square POSを利用している店舗から発生する売上データや商品別販売数、取引時刻、決済方法などが即座に「れすだく」に自動で取り込まれる仕組みが構築されます。このプロセスにより、翌朝には日次の損益状況が把握できるため、経営判断に迅速に対応可能になります。
今後の展望
今後もfonfunは、国内外の有力なITサービスとのさらなる連携を進めていく方針です。特にPOSや決済領域におけるデータ連携を強化することで、「れすだく」の付加価値を高め、中小企業や海外展開を目指す日本企業への支援を強化します。また、この連携を通じて得た実績を活かし、海外市場における新たなビジネスの可能性についても検討していくとのことです。
「れすだく」の特徴
「れすだく」は、飲食店経営の日次決算に特化したプラットフォームであり、日々の売上、食材費、人件費などの重要な指標を自動で収集・集計しています。このシステムにより、経営層から店舗責任者までがリアルタイムで経営状況を把握できる環境を提供します。これにより、効果的なPDCAサイクルを実現し、問題発見から対策実行までを迅速に行う支援が可能になります。
公式サイトは
こちら。
会社概要
株式会社fonfunは1997年に設立され、東京都渋谷区に本社を置くテクノロジー企業です。「テクノロジーで社会をもっとスマートに」というミッションのもと、SaaSプロダクトや技術アウトソーシングサービスを通じて企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進してきました。2023年には新たな経営体制に刷新され、M&A戦略を柱にした新中期経営計画に基づき急速に成長しています。特に、自社株を従業員に無償譲渡する施策など、ユニークな取り組みが注目されています。