ファクタリング大手・トップ・マネジメントがGeNiEと提携し新サービス開始

トップ・マネジメントとGeNiEの提携

ファクタリングの大手株式会社トップ・マネジメント（東京都千代田区、代表取締役：大野兼司）は、GeNiE株式会社（東京都中央区、代表取締役社長：齊藤雄一郎）との提携を開始したことを発表しました。この提携により、GeNiEが提供するレンディング機能に特化した組込型金融サービス「マネーのランプ」が、トップ・マネジメントのファクタリング事業に導入されることになります。これにより、2025年9月18日から、トップ・マネジメントのファクタリングサービスを利用する方々に対して、個人向けローンサービス「TMファイナンス」の提供が開始されます。

トップ・マネジメントの背景

トップ・マネジメントは2009年の設立以来、全国55,000社以上の企業の資金調達をファクタリングを通じてサポートしてきました。急速に変化する市場環境において、企業の資金ニーズに応える新たなサービスの提供を目指し、GeNiEとの提携を決定しました。この取り組みは、ファクタリング業界においても初めての試みです。

GeNiEの役割

GeNiEは、エンベデッド・ファイナンスを推進する企業であり、アコムの子会社として設立されました。このエンベデッド・ファイナンスとは、企業が自社のサービスに金融機能を組み込むことで、顧客に対する利便性を向上させることを指します。また、GeNiEは「マネーのランプ」というサービスを2024年6月から提供し、Webやアプリを通じて企業が自社のサービスに金融機能を追加できるようにしています。

TMファイナンスの詳細

新たに提供される「TMファイナンス」は、トップ・マネジメントのファクタリングサービスの利用者を対象にした個人向けの貸付サービスです。急な資金ニーズに対して、最短15分での借り入れが可能であり、利用者にとって非常に便利な選択肢となります。このサービスは法人では申し込めませんが、ファクタリングが使えない状況での資金調達手段としても活用できます。

迅速な資金提供

トップ・マネジメントは、オンラインで最短2時間の対応を行う体制を整えており、請求書だけでなく、注文書や受注書もファクタリングの対象としています。そのため、経営者は信用情報に影響を及ぼすことなく、自社の資金を確保することができ、多くの企業に信頼されるサービスを提供しています。

「マネーのランプ」の特長

「マネーのランプ」は、企業が金融サービスを組み込む際に必要なリソースを大幅に削減するためのサービスです。初期費用や融資ライセンスが不要で、最短2週間でレンディング機能を導入できるため、多くの事業者にとって魅力的な選択肢となります。このサービスにより、顧客は普段使っているショッピングサイトやアプリ上で簡単にレンディングサービスを利用できるようになり、必要な資金を即座に受け取ることが可能になります。

顧客体験の向上

顧客の資金ニーズが増大する中で、企業は迅速かつシームレスな金融サービスを提供することで、顧客体験の向上及び収益向上に寄与することが期待されます。トップ・マネジメントとGeNiEの提携により、より多くの事業者が必要な資金をタイムリーに取得できるようになることから、確実に市場での競争力を強化する要因となるでしょう。