Z世代大学生が語る恵方巻き事情とフードロス問題への関心

株式会社RECCOOが運営する『サークルアップ』による最新調査が発表され、現役大学生における「恵方巻き」への意識に迫りました。この調査では、300人の大学生が対象となり、恵方巻きに関するさまざまな質問が行われました。特に、恵方巻きが大量処分される問題について多くの意見が集まりました。

大学生の51%が恵方巻きを「食べた」

まず、大学生が恵方巻きを食べたかどうかを確認したところ、驚くべきことに51%が「食べた」と回答しました。恵方巻きの大量処分が社会問題になりつつある現状を考えると、この数字には意外性があります。多くの若者が恵方巻きを購入し、消費している様子が伺えます。参加した学生ライターからは、「もっと少ないと思っていたのに、過半数が食べているとは」と驚きの声が寄せられました。

誰と恵方巻きを楽しんだのか

次に、誰と一緒に恵方巻きを食べたのかを尋ねたところ、49%が「一人」と答え、43%が「家族」との結果となりました。一方で、恋人や友達と食べたという人はそれぞれ8%に留まりました。このデータは、現代の大学生のライフスタイルを反映しているのかもしれません。

購入と手作りの割合

恵方巻きの食べ方については、39%の学生が「買って食べた」と回答しました。近年、高級な恵方巻きが流行しており、価格が1000円を超えることも珍しくありません。それにも関わらず、手作り恵方巻きが高まる中で、多くの大学生が店で購入することを選んでいることが分かります。

フードロス問題への意識

さらに、恵方巻きの大量処分問題に関して大学生がどれほど意識しているのかを探るために、「大量処分されたことを知っているか」という質問を行いました。その結果、38%の学生は「知っている」としましたが、62%は「知らない」と回答。当年も恵方巻きの大量廃棄が話題になったにも関わらず、多くの学生がこの問題に無関心であることが浮き彫りになりました。

未来への提案と期待

自由回答では、「生産数を見直す必要がある」とか「完全予約制にすべき」との意見が見られました。また、日本の伝統行事と消費者のニーズが乖離している現状を指摘する声もありました。毎年同じ問題が繰り返されている中、効果的な対策が求められていることは明らかです。

恵方巻きという食文化が今後も続く中で、フードロス問題に真正面から取り組むことが、未来のZ世代にとっても重要な課題となるでしょう。大量処分の現象が続く限り、その意識を高め、持続可能な消費が求められています。