熟練工ドライバー導入事例
2024-07-09 10:45:32

富士フイルムマニュファクチャリング海老名事業所:熟練工ドライバー導入で品質向上と生産性向上を実現

富士フイルムマニュファクチャリング海老名事業所:熟練工ドライバー導入で品質向上と生産性向上を実現



富士フイルムマニュファクチャリング株式会社海老名事業所は、商業印刷向けプリンターの最終商品を組み立てる工場です。同社は、IPW(Innovative Production Way)に基づく生産革新活動を積極化することで、高技能型生産を実現し、そのノウハウを標準化しています。

特に、顧客のビジネスに直結する生産財である大型プリンターの製造では、厳格な品質管理が求められます。海老名事業所では、1日に10万本を超えるねじ締め作業が行われており、ねじ締め作業はモノづくりの基本であり、品質管理において重要な要素となっています。

従来のねじ締め作業は、作業者の経験や勘に頼ることが多く、品質が個人の技量によって左右されていました。また、作業者の負担も大きく、腱鞘炎などのリスクもありました。そこで、同社はハイオスのスクリューカウンター・パルスシステム内蔵のデジタルドライバー「熟練工BLG-BC2」を導入しました。

熟練工ドライバー導入による効果



熟練工ドライバー導入によって、以下の効果が得られました。

品質向上: ねじ締めエラーを高精度に検知し、ねじ浮きや斜め締めなどの不良を防止することで、製品品質の向上を実現しました。
生産性向上: ねじ締め本数を自動でカウントし、管理工数を削減することで、生産性を向上させました。
作業者負担軽減: 軽量・コンパクトなドライバーを採用し、作業者の負担を軽減しました。また、腱鞘炎などのリスクの発生も抑えられました。
環境負荷低減: ブラシレスモーターの採用により、エネルギー効率が向上し、CO2排出量削減に貢献しました。さらに、カーボン粒子の排出がないため、作業環境もクリーンになりました。

ハイオスとの連携によるさらなる生産革新



ハイオスは、熟練工ドライバーだけでなく、周辺機器も充実しており、海老名事業所の生産革新活動を強力にサポートしています。例えば、外部から設定を変更できる機能により、仕向地によって締結本数や回転パルス数が異なる機種が混在するラインでも、作業者やライン監督者の負担を軽減できます。

今後の展望



海老名事業所では、今後もハイオスとの連携を強化し、さらなる生産革新を進めていく予定です。熟練工ドライバーは、品質向上、生産性向上、作業者負担軽減、環境負荷低減という多岐にわたる効果をもたらし、モノづくり現場の抜本改革を呼び込みました。

ハイオスの熟練工ドライバーは、製造現場の課題解決に貢献するだけでなく、持続可能な社会の実現にも貢献するツールと言えるでしょう。


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