新入社員の理想上司像
2025-06-11 10:53:53

2025年新入社員意識調査:理想の上司とは何か?

2025年新入社員意識調査:理想の上司とは何か?



新たに社会人となることを迎える2025年度の新入社員たちが抱える理想の上司像や、成長に必要だと感じる要素についての意識が明らかにされました。ALL DIFFERENT株式会社およびラーニングイノベーション総合研究所が実施した「新入社員意識調査2025」に基づき、今回の記事ではその詳細を探ります。

調査の背景と目的



昨今は、新卒採用市場において学生が優位に立つ売り手市場が続いています。企業は優秀な人材を確保するために競争が激化しており、これに伴い新入社員の意識にも変化が見られます。本調査は、2025年に入社する新入社員3,933人を対象に、成長志向や理想の上司について尋ねました。

注目の調査結果



1. やる気度の高さ



調査結果では、仕事に対するやる気度が88.1%と過去9年間で最高の数値を記録しました。この数値は昨年度よりも増加しており、新入社員たちが意欲的な姿勢を持っていることが分かります。

2. 成長に必要だと考える要素



成長のために必要な条件として、66.7%の新入社員が「仕事を通じた成功体験」を挙げており、過去最高の割合となりました。一方で「振り返りの習慣」は減少傾向にあり、自己成長に対する取り組みや意欲が求められています。

3. スキルアップの偏重



新入社員が今後取り組みたいと考えるスキルアップ手段の中で、65.9%が「仕事を通じたスキルアップ」と回答しました。このことから、実践を通じた学びを重視していることが示唆されています。

4. 身につけたいスキル



社会人1年目に習得したいスキルとしては、73.7%が「ビジネスマナー」と回答しており、いかに重要視されているかが伺えます。続いて、専門スキルや論理的思考力といったスキルも必要とされています。

5. 理想の上司像



理想の上司として一番多く挙げられたのが「間違いを指摘して正してくれる」というもので、56.3%がこのスタイルを求めています。男女で見ると、男性がこの回答を選ぶ割合が高いのに対し、女性は「自分のことをよく見てくれ、声をかけてくれる」という上司を求める傾向が顕著です。

考察



これらのデータを踏まえ、新入社員における理想の上司像が「指摘してくれる」スタイルであることから、フィードバックの重要性も再認識されます。また、新入社員自身が成功体験を重視する中で、少し難しい tasks にチャレンジさせることで成長を促進することが求められています。

新入社員育成の新たなアプローチ



新入社員に対して業務を依頼する際は、各業務の目的や意義をしっかりと伝えることが重要で、それにより仕事の意味を理解させることができます。また、業務に対する「つまずきワクチン」を打っておくことで、困難に直面した際のショックを和らげる役割も果たせます。

まとめ



2025年度の新入社員は、高いやる気を持ち、自身の成長に向けて「成功体験」を希求していることが判明しました。仕事を通じた学びとスキルアップを重視しつつ、理想の上司を求めている彼らの声に応えることが、今後の人材育成の鍵となるでしょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

会社情報

会社名
ALL DIFFERENT株式会社
住所
東京都千代田区有楽町2-7-1有楽町ITOCiA(イトシア) オフィスタワー15F〔受付〕・17F・18F
電話番号
03-5222-5111

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。