水素パイプラインの契約締結
2025-09-02 12:28:43

川崎臨海部における水素パイプライン設計契約の締結

川崎臨海部における水素パイプラインの基本設計契約



2025年9月2日、川崎臨海部において、日本水素エネルギー株式会社(JSE)とJFEエンジニアリング株式会社が水素パイプラインの基本設計に関する契約を締結しました。この契約は、グリーンイノベーション基金事業の一環であり、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援を受けています。

水素パイプラインの重要性について



川崎臨海部での水素パイプラインは、国内で製造される水素をJSEが運営する川崎LH2ターミナルに供給するための重要なインフラとして位置づけられています。このターミナルは、液化水素を受け入れ、貯蔵し、需要家へ供給する役割を果たします。これにより、川崎地域の水素に対する需要を満たし、カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みを推進していくことが期待されています。

契約の内容と今後の展望



今回の契約に基づいて、JFEエンジニアリングは水素パイプラインの基本設計を担当します。FEED(Front End Engineering Design)業務を経て、設計されたパイプラインは、GI実証事業終了後にで社会実装が行われる予定です。最終的には、海外から輸入した液化水素を川崎LH2ターミナルで気化し、地域内の需要家に供給することを目標としています。

このプロジェクトは、日本国内初の高圧水素パイプラインの設計にあたり、JFEエンジニアリングの豊富な実績と最先端の技術が生かされます。両社はこの基盤を通じ、効果的な水素の大量輸送システムを構築し、日本全体のカーボンニュートラル社会の実現に向けて貢献していく意向を示しています。

会社概要



日本水素エネルギー株式会社(JSE)


  • - 本社所在地: 東京都港区
  • - 代表者: 原田 英一
  • - 事業内容: 水素サプライチェーン事業の企画、調査、製造、貯蔵、運搬、供給、および水素利用に関する事業
  • - ウェブサイト: 日本水素エネルギー

JFEエンジニアリング株式会社


  • - 本社所在地: 東京都千代田区
  • - 代表者: 福田 一美
  • - 事業内容: プラントや構造物の設計・調達・建設(EPC)事業
  • - ウェブサイト: JFEエンジニアリング

まとめ



川崎臨海部における水素パイプラインの設計契約は、水素社会実現に向けた大きな一歩と言えるでしょう。今後の水素サプライチェーン構築に期待が寄せられる中、両社の取り組みが地域だけでなく、日本全体に裨益することを願っています。


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会社情報

会社名
JFEエンジニアリング株式会社
住所
神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目一番地
電話番号

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