祇園祭けんか神輿
2025-08-18 12:10:43

300年の歴史を刻む福山祇園祭けんか神輿の舞台裏に迫る

300年の伝統を誇る福山の祇園祭けんか神輿



広島県福山市新市町の素盞嗚神社で毎年行われる「祇園祭」。その中でも特に注目を浴びるのが、300年以上の歴史を持つ「けんか神輿」です。この祭りは、地域の人々が神輿をぶつけ合うという独自のスタイルであり、参加する各地区がその威厳ある音を響かせることで、神々を喜ばせ、五穀豊穣や無病息災を願います。

けんか神輿の起源と歴史



けんか神輿の伝統は、重厚で荘厳な音を立てながら神輿を揺り動かし合うことで、神様の霊威を高めることを目的として始まりました。音が大きければ大きいほど、その霊威が増すと信じられてきたため、地域間の競争は年々激化しています。「他の地区には絶対に負けたくない」という思いが、参加者を奮い立たせています。しかし、激しさゆえに、一時期はその存続すら危ぶまれました。

坂本充さんの奮闘



今年の祭りでは、戸手・相方地区で神輿を指揮することになったのが坂本充さんです。坂本さんの家族は、代々この大役を担ってきましたが、今回は彼自身が初めてその重責を果たすことになりました。坂本さんの奮闘は、祭りを盛り上げるための重要な要素とも言えます。また、周りの人々が坂本さんを支えるために結束し、地域の団結力が高まっています。

お囃子が醸し出す雰囲気



祭りの盛り上がりにはお囃子の存在も欠かせません。3つの地区には合計9つの団体があり、それぞれが個性を持った音色で祭りを彩ります。中でも重要な役割を果たすのが、中須地区の「中須祇園ばやし保存会」です。この団体の会長である野間睦さんは、今回は自身の中学3年生の長男と共に初めて本格的な町内巡行に挑戦します。

次世代へと受け継がれる祭り



今年の祇園祭において、すべての参加者が強い思いを胸に送り出す中、三体の神輿が境内でその勇壮な音を奏でます。祭りの真髄は、単なる伝統の継承だけではなく、新たに次世代へとつなげていくことにあります。坂本さんや野間さんのように、後継者たちが伝統を守りつつも、新たな挑戦を続ける様子が、祭りの発展に寄与することでしょう。

番組情報



「響け!魂ぶつかる、その音よ ~福山・祇園祭けんか神輿~」は、広島ホームテレビによって2025年8月23日(土)に放送されます。音の迫力や人々の熱い思いを通じて、祭りの奥深さを感じ取ることができる内容となっています。地域の人々の情熱やドラマをお楽しみください。


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