アーカイブの未来を切り拓く！I.B.MUSEUM SaaSでデジタルミュージアムが誕生

早稲田システム開発株式会社が提供するクラウド型収蔵品管理システム、I.B.MUSEUM SaaS。こちらを活用して新たに設立されたサービス、"I.B.MUSEUM SaaS デジタルミュージアム／デジタルアーカイブ事例データベース"。このサービスの魅力と重要性を深掘りしていきます。

デジタルミュージアムの検索サービスとは？

このデータベースは、全406件のデジタルアーカイブに関する情報を網羅しており、2023年11月19日に公開予定です。利用者は、都道府県やアーカイブのタイプを指定して、効率的に情報を探すことができます。

デジタルアーカイブが求められる理由

近年、デジタルアーカイブの構築を投資する博物館が増え、多くの館が他館の事例に興味を持つようになってきました。これを受けて、早稲田システム開発では、各館が容易に先行事例を確認できる環境を整える必要性を感じ、このサービスを開始しました。

I.B.MUSEUM SaaSの機能

このシステムは、月額約3万円で運用可能で、追加の費用なくデジタルミュージアムを構築できるインターネット公開機能を持っています。これにより、収蔵品情報を「公開可」と指定するだけで、多くのユーザーに情報を提供できます。

特に2023年4月に施行された博物館法改正の影響もあり、デジタルアーカイブの重要性はさらに高まっています。このサービスは、特に小規模なミュージアムや白紙から始めようとする機関にもアクセスしやすい形で設計されています。

利用方法と検索機能

検索サービスとしての利点は、館・機関ごとのデータベースを対象にした情報収集ができるところです。事例データベースでは、以下の3種類の検索方法から情報を探し出すことができます。

1. 都道府県名による検索: 近隣の館や機関を探す際に便利。特定地域のアーカイブを集めることができます。
2. タイプ別検索: 組織の形態やデータの性質から選択でき、「単独館の収蔵品中心」や「地域の文化資源デジタルアーカイブ」などが用意されています。
3. 構築方式別検索: I.B.MUSEUM SaaSの活用方法に基づいて調べる事ができ、「インターネット公開機能で完結」などが含まれます。

これらの機能を駆使することで、利用者は400を超えるデジタルアーカイブの中から、自館に最も適した事例を見つけ出し、様々な公開方法や表現手法など、新たなアイデアの源にできます。