2019年カナダBC州ハイブッシュ・ブルーベリーの豊作と販促活動について

カナダのBC州での豊作を迎えたブルーベリー

カナダのブリティッシュ・コロンビア州、通称BC州はブルーベリーの名産地として知られています。2019年のシーズンにおいて、BCブルーベリー協会は、過去数年を上回る豊作を迎えたと発表しました。理想的な気候条件に恵まれ、ハイブッシュ・ブルーベリーの収穫量は約86,182トンに達しました。この数字は、BC州のブルーベリー生産の素晴らしい成長を示しています。

BC州のブルーベリー栽培について

現在、BC州でのハイブッシュ・ブルーベリーの栽培面積は12,140ヘクタール以上。そのうち、約11,331ヘクタールがフル生産体制で運営されています。この州では、カナダ全体の95％以上、北米全体でも20％以上のブルーベリーが生産されており、世界でも有数の産地となっています。これらのデータからわかる通り、BC州はブルーベリー生産において非常に重要な地域です。

日本向けの販促活動

BCブルーベリー協会は、日本市場への進出を図るために様々な販促活動を行っています。特に、ウィタンアソシエイツ株式会社と協力し、日本連絡事務所を設立しました。2019年8月には「外食ビジネスウィーク2019」に出展し、多くの日本バイヤーにBC州のブルーベリーの魅力を伝えました。

また、2020年春にはアジア最大級の食品・飲料専門展示会「FOODEX JAPAN 2020」への出展も予定しており、日本での認知度向上を目指しています。さらに、日本向けの公式ホームページも開設し、BCブルーベリーの生産者や加工業者に関する情報を発信しています。これにより、日本の消費者にBC州産の高品質なブルーベリーを知ってもらう機会を増やしているのです。

BCブルーベリー協会の使命

BCブルーベリー協会は、80年以上の歴史を持つ非営利団体で、600を超える農家を代表しています。ブルーベリー産業の健全な発展を目指し、さまざまな調査や教育活動を行っています。また、地元の農家や加工業者と協力し、ブルーベリー製品の品質や食品安全基準を保つために尽力しています。畑から食卓まで、徹底的な管理を行うことで、消費者に安心して楽しんでもらえる製品の提供を心がけています。