大阪・関西万博におけるウズベキスタンナショナルデー
2025年に開催される日本国際博覧会、大阪・関西万博でのウズベキスタンのナショナルデーは、2025年8月17日(日)に行われました。このイベントは、ウズベキスタンの文化や伝統を広める良い機会となりました。
ウズベキスタンパビリオンの魅力
ウズベキスタンパビリオンは、「知の庭:未来社会の実験室」というテーマで、ウズベキスタン芸術文化開発財団(ACDF)によって主催されています。パビリオンの設計には、歴史的な建築様式やウズベキスタンの職人技術が反映されており、持続可能な開発目標(SDGs)に根ざした取り組みが強調されています。
ガヤネ・ウメロワ氏によれば、これまでに50万人以上がパビリオンを訪れ、ウズベキスタンの文化を体験しています。使用されている素材の多くは日本国内で調達されており、ウズベキスタンの職人が手作りした1万枚のレンガによって支えられています。これにより、地域との連携を強めつつ、環境負荷を低減させるという意図が示されています。
ナショナルデーの式典
当日は、ウズベキスタンの文化や芸能を祝う式典が行われ、多くの来場者が集まりました。ウズベキスタン外務副大臣の藤井比早之氏、またACDFのガヤネ・ウメロワ氏が登壇し、イベントの意義について語りました。
式典では、ウズベキスタンの伝統的な打楽器である「ドイラ」、弦楽器の「ドゥタール」、管楽器の「カルナイ」などが演奏され、ウズベキスタンの伝統舞踊「ラズギ」「マブリギ」「バイヨット」も披露されました。これらのパフォーマンスは、観客を魅了し、ウズベキスタンの深い文化的遺産を伝えました。
パレードの実施
式典の後には、ナショナルデーホールからウズベキスタンパビリオンにかけて、パフォーマーたちが練り歩くパレードも行われました。参加者たちは、ウズベキスタンの伝統的な衣装をまとい、華やかに装飾された大屋根リングの下をパレードしました。このパレードは、多くの来場者にとって特別な体験となり、ウズベキスタンの伝統を身近に感じられる素晴らしい機会となりました。
万博後の再利用計画
ガヤネ・ウメロワ氏は、万博終了後のウズベキスタンパビリオンの再利用計画についても言及しました。具体的には、パビリオンの解体後、ウズベキスタン北西部にあるカラカルパクスタン共和国の首都ヌクスに教育施設として再建する目標を持っています。これにより、万博の共有された経験が地域の教育機関へとつながることが期待されています。
ウズベキスタン芸術文化開発財団(ACDF)は、文化の保護と促進を目指しており、国内外での展覧会を通じてウズベキスタンの文化と遺産を広めています。これからの活動にも目が離せません。
公式グッズの販売
ウズベキスタンパビリオンの1階では、大阪・関西万博限定の公式グッズが販売されています。訪れる際はぜひチェックしてください。
ウズベキスタンの文化に触れ、世界とのつながりを実感できる大阪・関西万博は、皆さんにとっても特別な経験となるでしょう。これからのウズベキスタンの活動や文化の発展に注目が集まる中、このナショナルデーはその一端を知る素晴らしい機会となったのです。