ワールドキャンサーデー2024
2024-02-04 21:09:56
2月4日はワールドキャンサーデー!全国16カ所でライトアップ&オンラインセッション開催
2月4日はワールドキャンサーデー!全国16カ所でライトアップ、そしてオンラインセッション開催
2月4日、ワールドキャンサーデーに合わせ、日本各地で感動的なイベントが開催されました。全国16カ所で一斉に行われたライトアップは、UICC(国際対がん連合)のイベント「Light Up the World」と連動。UICCカラーのブルーとオレンジに染まった街並みは、がんへの意識を高め、早期発見・治療の重要性を訴える力強いメッセージとなりました。
東京有明で開催された点灯式には、女優の萬田久子さんをはじめ、がん研究の第一線で活躍する医師や研究者らが参加。萬田久子さんは、ご自身の経験に基づいたコメントで、がん患者を取り巻く現状や、がんと向き合いながら前向きに生きる大切さを力強く語りました。特に、近年増加しているがん患者の社会復帰や、がんについて気軽に話せる社会の到来を喜び、自身の健康管理についてもワインを断ち、ソバーキュリアスな生活を実践していることを明かし、新しいライフスタイルの提案も行いました。
ライトアップ点灯式参加者
萬田久子さん
野田哲生氏(UICC日本委員会委員長・がん研究会がん研究所所長)
中釜斉氏(UICC日本委員会幹事・国立がん研究センター理事長)
垣添忠生氏(UICC日本委員会幹事・日本対がん協会会長)
佐野武氏(がん研有明病院病院長/UICC 日本委員会 TNM 委員長)
河原ノリエ氏(UICC日本委員会広報委員長・東京大学東洋文化研究所特任准教授)
オンラインセッションで未来のがん医療を議論
ワールドキャンサーデーでは、オンラインセッション「Close the care gapを目指して – テレメディシンの実現と医療情報の共有」も開催されました。このセッションでは、日本各地、そして世界のがん医療における課題解決に向けた議論が白熱しました。
テレメディシンの活用や、医療情報の共有化が、がん医療の質向上に大きく貢献するという意見が多数。専門家らは、現状の問題点や今後の展望について、活発な意見交換を行いました。
セッション参加者
野田哲生氏(UICC 日本委員会委員長/がん研究会がん研究所所長)
坂野哲平氏(株式会社アルム 代表取締役社長)
鈴木一洋氏(がん研有明病院 医療情報部副部長)
間野博行氏(日本癌学会 理事長/国立がん研究センター研究所所長)
吉野孝之氏(日本癌治療学会 理事長/国立がん研究センター東病院副院長)
佐野武氏(がん研有明病院病院長/UICC 日本委員会 TNM 委員長)
オンデマンドセッションでさらに深く学ぶ
さらに、2月4日からは、UICC日本委員会加盟メンバー組織が主催するオンデマンドセッション動画の配信もスタート。岐阜大学医学部附属病院、愛知県がんセンター、新潟県立がんセンター新潟病院、九州がんセンター、一般社団法人アジアがんフォーラムなど、数多くの医療機関が、それぞれの取り組みや専門的な情報を発信しています。これらのセッションは、がん医療に携わる専門家だけでなく、一般の方々にとっても貴重な学習機会となるでしょう。
ワールドキャンサーデーとは?
ワールドキャンサーデーは、国際対がん連合(UICC)が2月4日に開催する世界的なイベントです。がんに関する啓発活動や教育、そして具体的な行動を通して、世界中のがん対策を推進することを目的としています。2022年からは「Close the care gap」をテーマに、一人ひとりががん対策に貢献できるよう、キャンペーンが展開されています。
このイベントは、がんという共通の敵に立ち向かう世界的な連帯感を示す象徴的なものとなっています。今後も、日本におけるがん対策の強化と、より多くの人々への啓発活動が期待されます。
会社情報
- 会社名
-
公益財団法人がん研究会
- 住所
- 東京都江東区有明3-8-31
- 電話番号
-
03-3520-0111