コロワイド総研発足と調査結果
株式会社コロワイドが新たに立ち上げた「コロワイド総研」は、外食業界におけるトレンドや消費者行動を分析し、その知見を広めることを目的としています。本総研は、外食や関連産業が直面する変化を敏感に捉え、未来の「食」の方向性を示すための拠点として位置付けられています。設立に際し、まずは居酒屋をテーマにした「職場の飲み会に関する調査」を20~60代の男女500人を対象に実施。その結果を公表しました。
飲み会参加意欲の世代間・性別差
調査結果によると、職場の飲み会に対する参加意欲は世代や性別によって大きな違いがあります。特に、若年層の男性や役職を持つ人々は参加意向が高い一方で、女性や非役職者は慎重な姿勢を示しました。例えば、20代の男性は「誘われると嬉しい」と回答した人が52.4%、女性では41.9%が「行きたい」と答えています。興味深いのは、40代以上の男性が職場飲み会を「必要」と感じる割合が高いことです。これに対し、同世代の女性は75.0%が「必要ない」と回答し、育児などの生活状況から男女での差が顕著でした。
飲み会の予算と年齢層による感度
職場の飲み会の平均予算は約3,600円。費用については、20代の若年層ほど高額感覚に敏感で、2,000~3,000円の範囲でも「高い」と感じる割合が目立ちます。また、飲み会の価格帯は3,000円~4,000円未満が最も多く、次に4,000円~5,000円未満となっています。参加者全体の37.8%が飲み会は「必要」と感じているのに対し、年齢や性別によって異なる感覚が浮き彫りとなりました。
ノンアルコール飲用の新常識
飲み会文化も変化しています。特に若年層では、ノンアルコール飲料を選ぶ人が増加しており、スタート時のドリンク選択に変化が見られます。例えば、ビールを1杯目に選ぶ30代以上の男性が多いのに対し、20代ではそれが24.0%にとどまっており、代わりにレモンサワーなどの需要が高まっています。さらに、アルコール中心からノンアルの併用を選ぶ層も増えており、飲み方が多様化しています。
注文方法とデジタル化の受容性
飲食店における注文方法についても調査されました。好ましい方法はタッチパネル注文が50.0%で最も多く、特に若年層ほどこの方法を好む傾向があります。一方、スマホでのモバイルオーダーに対しては、50~60代での「不便」と感じる人が多く、注文体験において世代間の違いが顕著です。若年層は対面でのやり取りに心理的な負担を感じている一方で、デジタル注文を自然に受け入れる世代とも言えます。
まとめと企業への提言
今回の調査により、職場の飲み会は世代や性別で価値観が異なり、一様に縮小しているわけではないことが明らかになりました。コロワイドとしては、「すべての世代に同じ体験を提供する」のではなく、参加者が前向きに参加できる環境を整えることが重要であると考えています。多様なニーズに応じた体験価値を提供することで、より心地よい外食体験が実現できるでしょう。
調査概要
- - 調査日時:2026年2月6日~2月10日
- - 調査方法:インターネット調査
- - 調査人数:20~60代の男女500人
このように「コロワイド総研」は、外食の未来を見越した施策や提言を行い、今後も業界に貢献していくことでしょう。