欧州スペイン産牛肉の魅力を伝えるイベント報告
欧州スペイン産牛肉の魅力を日本に広めるため、専門職団体であるPROVACUNOは「It's time for European Beef」というキャンペーンのもと、複数のイベントを行いました。このキャンペーンは、EUの支援を受けており、トレーサビリティや動物福祉に焦点を当て、安全で高品質な牛肉の提供を目指しています。
日本初、FOODEX JAPAN 2025への出展
3月11日から14日まで、東京ビッグサイトで開催されたアジア最大級の食品・飲料展示会「FOODEX JAPAN 2025」に参加しました。PROVACUNOのブースでは、スペイン産牛肉を使用した料理のライブデモが行われ、ミシュラン星付きシェフのミゲル・カレテロ氏とハビエル・エステベス氏が出席し、その素晴らしい味わいと品質を来場者にアピールしました。また、SNSの影響力を持つインフルエンサーを招いて、日本のバイヤーや一般の方々に向けてその魅力を発信しました。
欧州・スペイン産牛肉フェスティバルの開催
さらに、3月10日にはインスティトゥト・セルバンテス東京で、日本の肉業界の主要人物を招いた欧州・スペイン産牛肉フェスティバルが実施されました。このイベントでは、欧州とスペインの牛肉の安全性、高品質性、そして環境に配慮した生産方法についての貴重な情報が提供されました。特に、抗生物質や成長促進剤不使用の生産モデルを紹介するセッションに加え、シェフによる料理体験が参加者に実際の味を楽しませる機会となりました。
ミゲル・カレテロ氏はウェリントン風サーロインを、ハビエル・エステベス氏はステーキのタルタルを披露し、欧州スペイン産牛肉の柔らかさやジューシーさを強調しました。参加者はその場で料理する様子を観ながら、味わいと品質を体感することができました。
キャンペーンの意義と今後の展望
PROVACUNOは、1997年に設立された牛肉業界団体であり、記念すべき2025年から始まった3カ年キャンペーンの初年度にあたります。このイベントやフェスティバルを通じて、日本市場での欧州産牛肉の理解を深め、新たなビジネスチャンスの創出を図っています。末永く続く関係を築くことで、日本と欧州間の貿易も拡大し、双方にとっての利益を生むことが期待されています。
まとめ
「It's time for European Beef」は、単なるキャンペーンではなく、より良い食文化の構築を目指す取り組みでもあります。日本の食肉業界における新たな価値の提供と、全体の食環境の向上を図るため、PROVACUNOは今後も努力を続けていきます。欧州スペイン産牛肉の真の魅力を日本中に広めていくこの活動から目が離せません。