モヤモヤする組織人必見！自分らしさを磨く新提案「ネコトレ」

2025年11月27日、株式会社ワン・パブリッシングから新たに出版される書籍『組織で自分らしく成果を上げる25のトレーニングネコトレ』が注目を集めています。著者である仲山進也氏は、楽天大学の創始者であり、これまでに5万社の成長を背後でサポートしてきたメンターでもあります。本書は、「マジメに働いているのに評価されない」「状況に対してもやもやを抱えている」といった組織内での苦悩を抱える人たちに向けて、自分自身に忠実にありながらも、成果を上げる方法を提案しています。

ネコとイヌの視点から見る組織の構図

本書のユニークな点は、組織の中で「イヌ」と「ネコ」という二つの視点を活用していることです。イヌ型の人は組織に忠実で、命令に従順ですが、ネコ型の人は価値を重視し、自分らしいスタンスで働く傾向があります。この二つのキャラクターが相互に理解し合うことが、より良い組織へと繋がるというのが著者の主張です。物語は、マジメすぎるイヌ型の主人公、ポチ川アキ男が自由な働き方をするネコの存在に触れるところから始まります。

主人公は、「ニャンザップ」というトレーニングに出会い、ネコ型の思考や行動を学ぶことで、組織内で自分を表現しつつ、業務成果を上げる心構えを掴んでいきます。本書には25種類の“ネコトレ”が仕組まれており、実践を通じて気づきを得ることが可能です。これらは現代の働き方に関する重要なキーワードを絡めながら展開されるため、実用的な内容となっています。

令和の働き方を反映したトレーニング

令和の時代に求められる働き方のキーワードも多く盛り込まれています。たとえば、ワークライフバランスやダイバーシティ、世代間ギャップなどが含まれています。これらのトピックは現在の組織での課題として常に取り上げられており、本書でもそれに対する解決策を“ネコトレ”を通じて明らかにしています。

本書は、ビジネス書初心者にもわかりやすいように、4コマ漫画や会話形式で構成されているため、楽しみながら読むことができます。主人公のポチ川アキ男は入社10年目の中堅社員という設定で、若手ビジネスパーソンにも特に有用な内容となっています。

実際、ノー残業デーなどといった取り組みが行われているものの、サービス残業が増えるなどの現象に悩んでいる人も多いはず。本書では、そうした状況に対して、「ライフワーク」という考え方を通じて、ネコトレの実践を提案しています。