DNPの新たな試み『MATTISSIMO』
大日本印刷株式会社(DNP)は、2025年10月31日に内装用化粧シート『MATTISSIMO』を市場に投入します。この新商品は、デベロッパーやインテリアコーディネーター、内装デザイン会社向けに設計されており、特にマット(低艶)の質感を重視しながらも高い意匠性を実現しています。
『MATTISSIMO』の特徴
1. 豊富なデザインバリエーション
DNPは、年間ごとに国内外のデザイントレンドを精査し、多様なライフスタイルに合わせた建具用・床用シートの新製品を発表しています。本商品の特徴は、現代のインテリアスタイルを反映した全10色のカラーラインアップです。中でも、誰もが使いやすいベーシックカラーと自然からインスパイアを受けた受注生産のカラーが魅力です。
2. 超低艶の質感を実現
従来、オレフィン系樹脂フィルムでは難しかったマットな質感や滑らかな触感に挑戦しました。これはDNPが独自に開発した特殊コーティング技術により実現されています。光沢度が5%以下という超低艶の仕上がりは、他の素材とも調和しやすく、インテリアコーディネートに最適です。
3. 心地よい触感
『MATTISSIMO』の表面は微細な凹凸を設けることで、天然素材のような滑らかさを持たせています。また、指紋が付きにくい特性も備えているため、暗い色合いの商品であっても安心して使用できます。
今後の展開
DNPは、住宅やオフィス、さらにはホテルなど様々な非住宅分野に『MATTISSIMO』を提供し、2027年度までに期待される売上は約3億円としています。この取り組みは、これからのインテリア業界に大きな影響を与えることでしょう。
多様性と高いデザイン性を追求した『MATTISSIMO』の登場によって、私たちの居住空間や仕事環境が新たに彩られることに期待が寄せられます。