朝倉かすみの新作小説『棺桶も花もいらない』が全国書店に登場
作家の朝倉かすみが新たな作品『棺桶も花もいらない』を4月25日に発売します。本作は、日雇い労働、シングルマザー、天涯孤独など、現代社会のさまざまな問題に直面しながら生きる人々の日常を描いた連作短編小説です。読者に、生と老いを考えさせる一冊となっています。
運命の作家
朝倉かすみは、2003年に作家デビューし、以降数々の賞を受賞してきました。代表作には、山本周五郎賞を受賞した『平場の月』や、直木賞候補作『よむよむかたる』があります。彼女の作品は、生きることの苦しみや喜びを非常にリアルに描写することで知られています。
本作のテーマ
『棺桶も花もいらない』は、さまざまな生き様を通して、諦念と執念を抱える人々の姿を描いています。物語の中には、「生き生き」とはかけ離れた、どこか陰りを感じる主人公が描かれており、老いと生に関する深い洞察が詰まっています。作品は複数の短編から成り、「令和枯れすすき」「ドトールにて」「もう充分まじで」など、日常の一コマを切り取ったような内容が展開されます。
読者の期待
お笑い芸人・吉住さんからも推薦されています。「手を差し伸べて希望を見せてくれる物語ではないけれど、人肌を感じ救われる」と語る彼女の評価は、多くの人々に共感を呼んでいます。吉住さんの言葉が示すように、作品は時に辛辣でありながらも、どこか心温まる要素を持っています。
期間限定の特別公開
さらに、U-NEXTオリジナル書籍としても展開されている本作の一編『令和枯れすすき』は、書店員からの人気が高く、期間限定で全文が公開されています。これは、朝倉かすみの作品に触れる絶好の機会となることでしょう。
書籍の詳細
書名: 棺桶も花もいらない
著者: 朝倉かすみ
仕様: 四六判 288ページ
発売日: 2025年4月25日
税込定価: 1,870円
ISBN: 978-4-911106-51-3
装画: 阪本トクロウ
装丁: アルビレオ
U-NEXTについて
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これからも朝倉かすみの作品に注目し、その深みある物語を味わいながら、私たちの日常を見つめ直していきたいと思います。