1年かけて作る贅沢シュトーレンが200本突破！高知の魅力を発信する理由とは

1年かけて作る贅沢シュトーレンが選ばれる理由

「カゴノオト」は高知県四万十町にあるシュトーレン専門店。今やクリスマス半年前に200本を超えるシュトーレンが予約されている理由とは、どのような背景があるのでしょうか。

1年かけたシュトーレンの魅力

シュトーレンはドイツのクリスマス菓子として知られていますが、カゴノオトでは地域の新鮮な素材を用いて作られています。ただ市販のドライフルーツを使えば短時間で完成させることが可能ですが、ここでのこだわりは何よりも素材の「物語」です。それぞれの果物には、手間や時間をかけた生産者の思いが詰まっています。

移住した店主は有機農家での経験を通じて、農産物の価格がその労力を反映していない現実に直面しました。その悔しさが、地域の魅力や生産者の努力を伝えるためのシュトーレン作りへとつながったのです。

四万十の豊かさ

ぶどうやいちご、金柑、栗、生姜など、四万十川の清らかな水と豊富な日照時間に育まれた最高品質の果物たちが、カゴノオトのシュトーレンに使用されます。地域特有の環境と生産者との親密な関係が、唯一無二の味わいを実現しています。

更に、季節に合わせた多彩なフィリングを用いることで、シュトーレンのバリエーションも豊か。定番のフルーツ以外にも、チョコやティー、栗などを取り入れた新しい試みが行われています。

丁寧な製法

カゴノオトのシュトーレンは、果物の個性を最大限に引き出すために手間暇かけた製法が特徴です。たとえば、ブルーベリーはセミドライにした後にシロップで煮込み、柚子は粗糖に漬け込み甘みを引き出します。このように、ひとつひとつの果物に寄り添った加工法が組み合わさり、深みのある味わいに仕上げられています。

地域とのつながり

高知から発送されるシュトーレンは、通販での販売でもお客様に四万十の空気を感じてもらうための工夫がされています。注文をいただいた方々には、シュトーレンの仕込みの様子を伝える手書きのはがきが届けられ、透明なコミュニケーションが築かれています。

また、リアルイベントやオンラインオフ会を通じて、生産者との関係性を大切にしながら、お客様とつながりを感じることができる企画を展開しているのも大きな特徴です。

今後の展開

今後は新宿や大阪の百貨店に出店予定で更なる地域の魅力を発信していく予定です。クリスマスに向けて、この独自のシュトーレンが皆様にとって特別な時間をもたらすことを願っています。

シュトーレンを通じて四万十町の魅力を再発見するきっかけとなり、生産者の未来を照らす存在となることが、カゴノオトの目指すところです。私たちの情熱を込めたシュトーレンの味わいを、ぜひみなさんも体験してみてください！